韓国・文在寅大統領の娘が海外移住していた…「理由を明らかにしろ」「弾劾が近い」と炎上

2019年01月29日 政治
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韓国・文在寅大統領の娘が海外移住しているとの情報が出て、韓国で大きな話題を集めている。

自由韓国党のクァク・サンド議員は1月29日、文在寅大統領の娘家族が東南アジアに移住したとして、関連書類を公開した。

クァク議員は、「文大統領の娘ムン・ダヘ氏は文大統領が過去4年間暮らした別荘を2018年7月に売却したのだが、ダヘ氏はその別荘を夫ソ氏から贈与してもらった3カ月後に、海外に出国したことが確認された」と明かした。

ダヘ氏の息子、つまり文在寅大統領の孫も海外にいるという。

財産まで処分し、なぜ海外に移住?

クァク議員は「韓国大統領の娘家族が急に不動産を売却し、子どもまで連れて海外に移住したことについて、国民の関心が集まっている」としながら、海外移住の目的などを追究。その家族の警護にかかる予算を明らかにするよう求めた。

韓国メディアによれば、韓国大統領府関係者が「ダヘ氏家族の移住理由は、移民のためでもなく子どもの教育のためではない。現職大統領の子女であるだけに、警護費用を国家が負担するのは当然だ」と話したという。

また「ダヘ氏の子どもの学校関連文書の流出は明確な不法行為。厳重に調査する」などと反撃したそうだ。ただ海外移住の真の目的を明らかにしていないため、憶測が憶測を呼んでいる。

文書流出の違法性はさておき、文大統領の娘が海外移住していることは注目に値するだろう。というのも、韓国の歴代大統領の家族・親族には、“黒歴史”が多いからだ。

例えば、李明博元大統領や盧武鉉元大統領は兄が斡旋収賄で逮捕されているし、金大中元大統領や金泳三元大統領は息子が脱税などで逮捕されている。

保守・革新問わず、韓国大統領の家族には何かしらの“裏”があることが多いのだ。

「国民には知る権利がある」

それだけに韓国ネットユーザーも、文在寅大統領の娘の海外移住については、疑いの目を向けている。

「国民の知る権利などとさんざん主張していたのに、大統領になったら個人情報を持ち出して。すべてを透明化するのではなかったか?」

「大統領の家族が韓国を捨てて、それも自分の父親が任期中に海外に行くなんて…。これを国民が知らずに過ごせと?」

「一般人でもない大統領の娘が国内の資産を処分して海外に移住したのだったら、自ら国民に事実関係を説明するのが普通だろう」

「なんで国民の税金を使って、海外に行った人を警護する必要があるのか。国内警護の何倍かかるのか」

「弾劾が近いから、家族を先に海外へと逃したのかも」

「当然、国民に知らせる必要がある。移民でも教育でもなければ、その理由はなんだ。はっきりと理由を明らかにすべき」

最近、支持率が47.7%まで下落した文在寅大統領。娘の海外移住をめぐる今回の騒動が、さらなる支持率低下につながらなければいいのだが…。

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