アメリカの教科書に、韓国の歴史や文化が掲載されるという。
「アメリカの3大教科書出版社」（『聨合ニュース』）であるマクグロー・ヒル（McGraw－Hill）社が今後、小・中・高の一般社会科の教科書に、韓国の歴史と文化を積極的に反映するとの意思を明かしたのだ。
『聨合ニュース』によれば、マクグロー・ヒル社は2017年7月、「教科書を通じて韓国の歴史と文化を習えるようにしてほしい」という在米韓国人学生たちの手紙を受けて、最近になって「学生たちの提案を学術デザイン編集チームと共有し、教育チームでは学生たちが推薦して提案した内容を徹底的に検討する」という返事を送ったという。
韓国の歴史と文化と一口にいってもさまざまだが、『中央日報』によれば、在米韓国人学生らの手紙にはこう書かれていたそうだ。
「私たちが学ぶ教科書に三国時代、仏国寺、石窟庵、金属活字、訓民正音、日本の植民地支配と独立運動家の活躍、独島（竹島の韓国呼称）、慰安婦、そして朝鮮戦争と経済発展までの多様な内容を載せ、アメリカの友人たちとともに学びたい」
日韓で歴史認識が異なる問題も含まれているだけに、もし実現するとなれば、韓国だけではなく日本にも少なくない影響を与えるかもしれない。
ちなみに、在米韓国人学生たちが教科書出版社や州（カリフォルニア）教育当局にこのような主旨の手紙を送ったのは初めてのことで、肯定的な返事が来たのは「異例的」（『聨合ニュース』）だという。
関連ニュースは韓国でも注目を集めており、数多くの韓国ネット民が以下のようなコメントを残している。
「誇らしいことだ」
「行動する精神がかっこいい」
「国家がやるべきことを幼い学生たちがやり遂げた。とても誇らしい。これこそ同胞だ」
「愛国青年たちだね」
「これこそが本当の教育だね。韓国ではこうはいかない」
「韓国の外交部や大使館よりもすごい」
「日本がその出版社にお金でロビー活動しそう」
「日本がまた圧力をかけるだろう。慰安婦、独島問題で」
「日本の文化に毒された最近の韓国学生たちにも見習ってほしいものだ」
はたして在米韓国人学生らの要求通り、アメリカの教科書に韓国の歴史や文化が掲載されるのか。注目してみたい。
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