東京のJR新大久保駅で線路に落ちた日本人を助けようとして2001年に亡くなったイ・スヒョンさんの母親が、日本政府から勲章を受け取る。
韓国メディア『聯合ニュース』によると、駐韓日本大使館は11月8日、日本政府が最近、2024年秋季の外国人叙勲(旭日双光章)の受章者としてシン・ユンチャンLSHアジア奨学会名誉会長を選定したと発表した。
日本外務省の「外国人叙勲受章者名簿」の「令和6年秋」を見ると、外国人叙勲として87人の受章者が紹介されている。シン・ユンチャン名誉会長の功労概要には「日本・大韓民国間の友好親善および相互理解の促進に寄与」と書かれている。
シン・ユンチャン氏が名誉会長を務めているLSHアジア奨学会は、息子であるイ・スヒョンさんの命を懸けた行動をきっかけに、日本の各界から寄付された資金で設立された。これまで日本に留学するアジアの学生1000人以上に奨学金を支給してきた。
このLSHアジア奨学会を設立したイ・スヒョンさんの父親であるイ・ソンデさん(2019年没)も、同じく2015年に旭日双光章を受章している。
事故から20年以上が過ぎてもイ・スヒョンさんの勇気ある行動は忘れられておらず、その影響は今なお良い形で広がり続けている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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