元ICONIQの伊藤ゆみが明かした韓国練習生時代話と「年収数億円」の現実味

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所属したのは、スターワールド。

少女時代のメンバーであるサニーの父親が社長を務める会社で、のちに東方神起や少女時代、最近ではEXOにRed Velvetなどを輩出するSMエンターテインメントともゆかり多き事務所だ。

SMエンターテインメントといえば、韓国でも早くからアイドルの発掘および育成に力を入れてきたことで有名。金を惜しまずレッスンを積ませ、その才能に磨きに磨きをかけてデビューさせる。

このSMエンターテイメントに限らず、当時の韓国エンタメ業界では各社がスカウト・育成システムを本格的に取り入れていた。

伊藤ゆみは番組内で「デビューまで寮で団体生活しながら学校に通い、下校後もダンスやボイストレーニングのレッスンがある生活を1年ちょっとやっていた」と明かしていたが、それだけ才能があり光るものがあった証拠だろう。

伊藤ゆみ

というのも、韓国では練習生生活を10年近く続けてもデビューできずにいる者たちが多いといわれている。

また、とあるアイドル練習生は「豆腐だけ食べて1カ月過ごした」と明かしているだけに、伊藤あゆみが番組内で明かした体重管理は韓国のアイドル養成所の不文律なのだろう。

「年収数億円」はありえるのか

ただ、そうした過酷な日々に乗り越え晴れてデビューし、アイドルとして成功すれば高収入も期待できる。

伊藤ゆみも番組内で韓国アイドル時代の最高年収が「数億円だった」と明かしていたが、昨年はそれを裏付ける数字が明らかなっている。

2017年10月に韓国の国会議員によって公開された国税庁資料によると、上位1%に当たる歌手46人の平均年収は42億6400万ウォン(約4億2000万円)だったのだ。

伊藤ゆみが韓国でアイドルとして人気絶頂だったのは今から10数年前なので、その半分としても21億ウォン(約2億1000万円)。つまり、伊藤ゆみの「年収数億円」発言は決してありえない話ではないわけだ。

ちなみに韓国では今も彼女のことを「アユミ」と呼び、日本での芸能活動も都度報じられる。

昨日の『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』出演や発言も、スポ―ツ新聞『スポーツ京郷』から『毎日経済』『ソウル新聞』といった一般紙のネット版でも報じられているほどだ。

藤井美菜など日韓両国で活動するタレントの“先駆け的存在”ともいえる伊藤ゆみ。

いずれにしても、国境を越えて活躍するタレントたちが明かす“日韓エンタメ比較”は、両国にとって興味深い話題であることは間違いなそうだ。

(文=慎 武宏)

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