3月の決戦を前に白熱する大統領選挙。現在の拮抗する支持率を見ると、未だに誰が大統領になってもおかしくない。
【注目】スキャンダルは両者痛み分け?韓国大統領選は“二強体制”
韓国の世論調査機関である韓国ギャロップによると、現在の支持率はイ・ジェミョン35%、ユン・ソギョル35%、アン・チョルス15%、シム・サンジョン4%、その他の人物1%で、有権者の10%が「意見を留保」という結果になっている。
残り1カ月余りの期間にどれだけ票を伸ばせるか。または、票を落とすのか。目が離せない展開が続く。
白熱する大統領選挙に連動するように、韓国メディアや世論調査機関では、連日のように支持率のリサーチを行っているわけだが、それによる弊害も生まれているようだ。
なんと、大統領選挙を控えて「アンケート調査」タイプのスパムが大幅に増加したことがわかったのだ。
去る1月25日、韓国のスパムブロックアプリケーション「whowho」を提供するwhowho&Companyは、昨年第4四半期にユーザーが報告したスパム統計を発表した。
同社の発表によると、昨年第4四半期には前年同期比約108万件増、前四半期比23万件増の779万件のスパム申告が受けられたという。
第4四半期のスパム統計では、既存のスパム申告で過半数以上を占めていた株式・投資、貸付勧誘、不法ゲーム賭博など既存のものに加え、アンケートタイプのスパムが大幅に増加していたという。
第4四半期のアンケート調査タイプの申告件数は7万3000件で、前四半期比96%上昇した。これはスパムタイプの中で最も高い上昇率になる。また大統領選挙と地方選挙の影響から同タイプのスパムは今後、さらに増加する見通しだ。
whowho&Company代表は「年末年始、新型コロナなど社会的状況によるスパムタイプの増加推移にも変化があった」とし、「こうした推移は2022年第1四半期まで続くものと見られるため、利用者の細心の注意が必要だ」と説明した。
こうした事態に韓国では「スパムばかり来て本当に面倒くさい」「誰が大統領になっても変わらないから、早く終わってほしい」など、ボヤキの声が上がっている。
国民の注目が集まるほどに、それに便乗した商売が起りやすい。対岸の火事と思わずに、各自が注意していかなければならないことだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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