【済州島意識調査】住民たちは済州島の未来に何を望むのか

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「東洋のハワイ」と呼ばれるほどの美しい景観を誇る韓国屈指のリゾート地・済州島(チェジュド)。最近は観光客だけではなく、総人口も増加の一途をたどっており、登録人口は10年前の2010年は57万7187人だったが、2020年12月時点で69万7578人に増加した。

【注目】リゾートなのに住民からも苦言が…「東洋のハワイ」済州島のイマ

韓国内でも特徴的な地域に上げられる済州島だけに、来る6月1日に行われる済州道知事選挙には大きな注目が集まっている。

そこで済州島の主要メディア4社は、韓国の世論調査機関である韓国ギャロップに住民たちの意識調査を依頼した。

調査の結果、済州道知事選挙で最も重要な懸案は何かという質問に、「ゴミ問題対策」を挙げた回答者が24.9%で最も多かった。

続いて、第2空港論議などの「大型開発事業のトラブル解消」(22.9%)、「コロナ長期化による景気低迷解消策」(17.1%)、「アパート価格安定化などの不動産対策」(15.0%)という結果となった。

やはり、人流の増加に伴う問題解決を望む声が多いようだ。

写真はイメージ

一方、済州島に住まう青年を対象にした別途アンケート調査も注目を集めている。質問内容は「済州地域社会で成功するために最も重要なのは何か」という問いだったのだが、その回答がとてもリアルだ。

なんと1位になったのは「人脈」(48.2%)であり、2位の「お金」(31.9%)と合せて過半数以上の回答を集めた。

当然、このアンケート調査が済州島すべての若者の言葉ということではないが、2つの回答がおよそ全体の8割ほどを占めているのだ。

現在、済州島はリゾート地として、新たな人気住宅地として、転換期を迎えている。どういう未来を迎えるのか、住民たちの選択に注目したい。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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