白熱する韓国大統領選挙の裏でイライラ募らせる国民が増加中…応援スタッフ2人が暴行受ける事件も

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韓国では文在寅(ムン・ジェイン)大統領の5年の任期が今年5月に満了するのに伴い、第20代大統領選挙の投票が3月9日に行われる。

【画像】韓国大統領候補が「ウクライナを支持」も不適切と叩かれたツイート

選挙日まで5日を切ったこともあり、各陣営によるアピールは苛烈になっていく。

国民の多くが注目する一大事だが、すべての国民が選挙を肯定的に捉えているわけではなく、トラブルも相次いでいる。

去る2月26日には、ソウル市内のある駅でイ・ジェミョン候補の応援ボランティア2人が、40代男性A容疑者から暴行を受けた。彼が暴行に走った理由。それは、シンプルに「選挙活動が騒々しかった」と述べている。

また、各地では選挙ポスターが夜更けにビリビリに破り捨てられたというニュースが相次いでいる。なかには候補者の顔だけを執拗にめちゃくちゃにしたり、顔半分だけ切り裂いたりと、愉快犯と思わしき犯行も多かった。韓国警察は、こうした事態に対して全力で捜査に乗り出している。

(写真提供=OSEN)大統領選の“2強”となっているイ・ジェミョン候補(左)とユン・ソギョル候補

こうした事態に関して韓国オンライン上では「破れたポスターとか哀愁が漂っていて景観を損なうので、こうした事態が起きないように保管方法や材質を変えてほしい」「むき出しではなく、ガラス戸に入れるなど、やりようはいくらでもあるはず」など、悪戯された選挙ポスターなどが景観を壊していることに不快感を示した。

公職選挙法(第240条第1項)によると、正当な理由なく選挙ポスターや横断幕など宣伝物を破壊したり撤去したりした者は、2年以下の懲役または400万ウォン(約40万円)以下の罰金と規定されている。

国のトップを決める大事な選挙とはいえ、騒々しさに不快を感じる人が一定数はいる。そうした層の反感を買わないように気をつけなければならない。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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