毎年8月15日は、韓国において「光復節」という祝日だ。これは1945年8月15日に韓国が日本の統治から脱して、自主独立を果たした日として制定されている。
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2022年は光復節の77周年だった。それを記念してエリムネットナウアンドサーベイが「韓国人の韓国認識」というアンケートを実施した。
アンケート期間は2022年8月2日から8月4日までで、アンケート回答者は1000人だ。
まず、最初のアンケートは「あなたが韓国人として最も誇りを感じることは?」というもの。これには、「K-POPスター」が16.4%で1位となり、続いて「医療システム」(13.3%)、「インターネット」(13.3%)、「韓流ドラマ、映画」(12.1%)、「企業活動」(10.3%)と続いた。
上位5分野はどれも韓国が世界に誇るものであり、納得の結果ともいえるが、「K-POPスター」が第1位になるほど支持が高かったことは意外だ。
続いて「あなたが韓国人として一番大変な点は?」という問いには、「高価な住宅価格」(29.3%)、「過ぎた競争と比較」(21.8%)、「政治的葛藤」(16.7%)、「社会的紛争」(12.2%)、「画一的な教育制度」(6.5%)と続いた。
現在の韓国社会では世代を問わず、「住居」に対する悩みが最も大きい結果となった。
こうした結果に伴い、「今後10年、韓国が抱える課題は?」という問いでも「住宅価格」(20.4%)に多くの回答が集まった。
「住宅価格」の後には、「社会的安定」(13.5%)、「南北交流と統一」(12.4%)、「政治的安定」(11.3%)、「高齢者福祉拡充」(9.8%)と続いた。どれも現在の韓国が抱える重大な課題といえるだろう。
韓国では不動産価格の高騰が止まらず、持つ者と持たざる者の格差が広がっている。韓国政府には適切な対応を期待したいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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