「小学校入学年齢を満6歳から満5歳に1年早める」という韓国内で上がっていた教育改革が、国民からの反対によって撤回された。
そんななか多くの現場教師が代案として、「幼稚園義務教育」を望んでいるというアンケート結果が出た。
全国教職員労働組合は去る8月9~12日、幼稚園教師4262人を含む教員5409人を対象に「幼稚園義務教育」に対する認識を聞いた。その結果、95.5%に達する5168人が「賛成」したことが明らかになった。
彼らは「幼稚園義務教育」を実施しなければならない理由として、「幼児教育の国家的責務を拡大し、体系的幼児教育の定立」(71.6%)を最も多く選んだ。
なお、対象年齢としては「満3~5歳」という回答が50.8%と半分を超えた。
これには、韓国内でも賛成の声が多く上がっている。ただ一部からは、「内容的には賛同できるけど、国がどれだけお金を回せるかによる」「賛成だが、お金目当てで幼稚園を運営しようとする園長が増えて、私腹を肥やす姿が目に浮かぶ」「義務教育はやりすぎ、無償化で十分」など、お金に絡めた不安の声が多く上がった。
多くの批判から新たな流れが生まれた韓国の教育問題。積極的に斬新なアイデアが提案され、いい方向に進んでいけばいいのだが。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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