“超学歴社会”韓国の大学受験は今年もドタバタ…警察総動員もトラブル200件超え、その中身は?

2022年11月18日 政治 #社会問題
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そのため、受験生が受験票を忘れたり、交通事故に遭ったりしないように、警察庁は全国にパトロール車1245台と警察バイク423台を投入するなど、満盤の準備態勢を整えた。

ただ、実際には試験場への入室締切時間が差し迫ってくると、トラブルにあった受験生たちがパトロール車に乗せられて試験会場に飛び込むという事例が多く起きた。

写真はイメージ(写真=写真AC)

また、なかには試験会場の「東城高校」を「城東高校」と勘違いした学生を、緊急で搬送するという事例もあった。

それだけでなく、受験生を乗せた車両が接触事故を起こす状況も起きた。それでも、申告を受けた警察はすぐにパトロール車2台を出動させ、学生たちを送り届けることを優先させた。

その結果、警察庁は2023年度の修能において、受験生を送り届けた事例209件、受験票を届けた事例12件など、受験トラブル合計245件の便宜をはかったことを明らかにした。

これには韓国国内でも「受験生も大変だったけど、警察の皆さんもお疲れ様でした」「この日ばかりは警察がいい働きをする」など、警察に対する慰労の声が多く聞こえた。

一方で、「受験票を忘れる時点で希望は薄いと思う」「人生をかけた日だけに、トラブルを避けるように行動するのが当然では」など、警戒心の薄い受験生に向けて苦言を呈する声も挙がった。

なお、今回の修能には志願者50万5133人のうち45万477人が受験。新型コロナウイルス陽性が確認され、別の試験場で試験を受けた受験生は1889人、病院試験場で入院治療中に試験を受けた受験生は7人だった。

超学歴社会である韓国において、大学受験は将来を左右する行事だ。結果の明暗はあれど、まずは今年も無事に終えることができてよかったと伝えたい。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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