近年、韓国と中国の関係は悪化の一途をたどり、韓国国民の中国に対する好感度は下がり続けている。
そんななか、日本と中国で行われた世論調査の結果が韓国でも報じられ、大きな波紋を呼んでいる。
この世論調査は、2024年10月から11月にかけて日中両国で行われ、日本1000人、中国1500人が回答。中国人回答者の87.7%は「日本にとって良いない印象を持っている」と答えた。
これは、2012年に日本政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化した翌年、2013年に行われた調査に次いで2番目に高い数字だ。
日本人もまた、中国に対して良くない印象を持っていた。調査で日本人の回答者の89.0%は「中国に対して良くない印象を持っている」と答えた。これは前年に比べて3.2%ポイント減少した数字だが、依然として非常に高い水準だ。
この報道に対して、韓国内では「中国よりも日本の方が安全に感じられるのは事実」「中国人は世界の90%を嫌っている」「最近は日本より中国が嫌いだ」「日本は認められるけど、中国はちょっと…」など、中国に対する否定的な声が多く上がっている。
実際、2023年に韓国世論評判研究所が発表した自国と関わりの深い中国・日本・アメリカ・北朝鮮4カ国に対する好感度調査でも、「好感を持てない国」という質問に対し、回答者の91%が中国を挙げている。
同調査で、中国が最も好感を持てない国だという結果に、韓国ネット民の間では「100%でないことが不思議」「むしろ9%の人たちに理由を聞きたい」「これが正しい認識だ」など納得する人が多かった。
韓国内での嫌中ムードは、当分収まる気配がないようだ。
■「もう二度とごめんだ!」中国人観光客が韓国にガッカリする理由
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