「このままでは韓国は必ず沈没する」韓国最大野党に通報された人気講師、憲法裁判所への“不信感”を強調

2025年01月30日 政治 #時事ジャーナル
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尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾に反対してきた「韓国史の人気講師」チョン・ハンギル氏が、来る2月1日に釜山(プサン)駅広場で開催される「尹大統領弾劾反対集会」への参加を呼びかけた。

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1月30日、チョン氏は自身のYouTubeチャンネルを通じて「涙ながらに訴えます」というタイトルの動画を公開した。この動画は、旧正月(1月29日)当日に撮影されたものとみられる。

動画でチョン氏は「旧正月の間、故郷には帰らず、2日間にわたって一日中、皆さんに韓国のメディアが伝えない歪められたものを正し、真実を知らせるために原稿を整理していたが、涙が止まらなかった」と語った。

そして「韓国が今、沈没の危機に直面しているからだ。私たち韓国国民が皆、騙されていることがわかった」と主張した。

チョン氏は「皆さんは韓国最高の司法機関である憲法裁判所の裁判官を信じているか。私もこれまで信じて生きてきた」と述べ、「ただ法律と良心に従い、国民を見つめながら判断していると思っていたが、資料を調べて驚いた。このままでは韓国は必ず沈没する。尹大統領は絶対に出られない」と訴えた。

チョン・ハンギル氏
(画像=チョン・ハンギル氏YouTubeチャンネル)

続けて、「すでに憲法裁判所の裁判官たちは、決められた通りに裁判を進めている。今の8人の憲法裁判官の傾向を見てほしい」とし、「韓国では最も優秀な判事が裁判官となり、公正な裁判を行うと信じてきたが、実際はそうではなかった。ムン・ヒョンベ、イ・ミソン、チョン・ゲソンに続き、大統領を完全に弾劾するためにマ・ウンヒョクという人物を任命した」と説明した。

さらに、「マ・ウンヒョクがどんな人物なのか、その背後には黒い闇がある。チョン・ゲソン、イ・ミソン、ムン・ヒョンベについても、しっかり検索して調べるべきだ。真相を知らなければ、このまま決められた通りに進んでしまう」と強調した。

「尹大統領は国民を第一に考えた人」

また、彼は「過去に私は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を尊敬すると言ったし、『ノサモ』(盧武鉉を愛する会)の出身だと言われたこともある。盧元大統領は常に東西の統合、国民の統合を訴えていた。その精神を、社会の分断が極限に達している今こそ受け継ぐべきだ」と付け加えた。

チョン氏は「私は尹大統領を好きではなかったが、(彼が拘束されるのを見て)尹大統領が国民をどれほど思っているかがわかった」とし、「そのとき尹大統領は『官邸の外で弾劾を支持する人も反対する人も、すべて私たちの国民だ。私が連行される』と言った。国民を第一に考えた人だった」と改めて強調した。

動画を通じて、チョン氏は2月1日14時に釜山駅広場で開かれる尹大統領弾劾反対集会への参加を呼びかけた。彼はこの集会で最後の演説者として登壇する予定だ。

なお、チョン氏は「不正選挙説」を主張し、ソウル西部地方裁判所で発生した暴動の加担者を擁護する発言をするなど、最近話題を集めている。韓国の最大野党「共に民主党」は、チョン氏が不正選挙疑惑を提起した動画をグーグルに通報している。

(記事提供=時事ジャーナル)

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