日本を「地獄」と表現した韓国歌手が日本公演を行うことについて、意外な人物が批判を展開し話題となっている。
まず、批判された歌手はロックバンド「紫雨林」のキム・ユナだ。
彼女は昨年8月、福島原発の“処理水”の海洋放出について、自身のSNSで「数日前から私は怒りに包まれていた。放射能の雨が止まず、光も入らない映画の中のロサンゼルスの風景。今日のような日、地獄について考える」と書いたことがある。
処理水を放出する日本を「地獄」と表現して批判したキム・ユナだが、紫雨林は来年、日本でコンサートを開催するらしい。デビューから27年で初の日本コンサートだ。
そんなキム・ユナを批判したのは、朴槿恵(パク・クネ)元大統領の政治スキャンダルと関連して懲役18年となった崔順実(チェ・スンシル、改名後はチェ・ソウォン)の娘、チョン・ユラ氏だ。
チョン・ユラ氏は12月18日、自身のSNSに来年2月に開催される「紫雨林」の日本公演の予約ページを投稿し、「日本が地獄だと言いながら故郷で公演するキム・ユナ姉さん」と皮肉を込めて書き込んだ。
続けて、「日本に遊びに行って寿司を食べながら、福島を批判するすごい女」と述べ、「人間はあのように言うこととやることが、まったく違う生き方をしないといけないのだろうか。本当に尊敬する。素晴らしいね。本気だ」と揶揄した。
また、「この姉さんを見て、本当に日本の寿司に問題があるのか初めて疑った」とし、「自分の身を投じて汚染水の危険性を喚起する真の愛国者だ」と非難した。
さらにチョン・ユラ氏は、過去にキム・ユナが旅行バラエティで大阪の寿司屋を訪れたときの画像を掲載し、「私は10年前、一度だけ日本に行っただけで親日派と言われるのに、こんなユナ姉さんが愛国者と呼ばれるのは何なんだ」と述べた。
意外なチョン・ユラ氏の批判だが、オンライン上では一定の支持を受けている。「汚染水の宣伝や扇動をして“目覚めた芸能人”のふりをしていたのに、日本でコンサート?」「正論過ぎて何も言えない(笑)」「チョン・ユラの言葉に共感する」「反日を叫びながら、この二重性」といったコメントが続いた。
また、「チョン・ユラの痛烈な一言、本当に鋭いね」「政治家になれば?」といった反応も寄せられた。
なお、キム・ユナの所属するバンド「紫雨林」は、来年2月に東京・渋谷で単独コンサート「JAURIM Concert in JAPAN 2025 ~TOKYO EXPRESS~」を開催する予定だ。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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