韓国で、女子中学生が同級生に暴行を加える動画がネット上で拡散されている。警察が加害生徒を立件して本格的な捜査に乗り出した。
5月8日、仁川延寿(ヨンス)警察署によると、同署は女子中学生Aを暴行の疑いで在宅のまま立件し、捜査を進めているという。彼女は昨年11月、仁川市延寿区内のマンションの駐車場で、同じ学校に通う女子中学生Bさんの頬を7回にわたり平手打ちした疑いが持たれている。
今回の事件は、「仁川・松島 2011年生まれ 学校暴力動画」と題された映像がSNS上で広まったことをきっかけに明るみになった。
問題の動画では加害者、被害者の顔が隠されることなく映っており、Bさんが「ごめんね、もうやめて」と涙ながらに懇願する様子、そんなBさんの声を無視してAが何度も頬を平手打ちし続ける様子、さらにBさんが「反対側の頬も叩いていいから…ごめんなさい、ごめんなさい」と必死に訴える姿などが収められていた。
警察は5月2日、「いじめ動画がSNSに投稿されている」との通報を受け捜査を開始し、放送通信審議委員会を通じて最初に拡散された動画の削除を進めた。映像のさらなる拡散による二次被害を防ぐための措置だという。
今後、A以外にも関与者が立件される可能性があるとの見方も出ている。問題の動画を撮影・拡散した人物や、現場に居合わせながら暴行を止めなかった関係者についても、被害に加担したとの批判がネット上では高まっており、警察も捜査の進展に応じて追加の立件を視野に入れているという。
(記事提供=時事ジャーナル)
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