日本では時代劇『トンイ』でお馴染みのハン・ヒョジュ。彼女は忠清北道で韓国空軍将校と幼稚園教師の母の間に生まれた。幼い頃は母のような教師を目指していたが、成長するにつれ演技者の道を志すようになる。夢を叶えるため、高校1年の冬休みに単身ソウルに上京。2005年にシットコム(シチュエーションコメディー)『ノンストップ5』で念願のデビューを果たした。
ゲスト出演でありながら視聴者からの評判が良く、中盤以降はレギュラーメンバーに昇格している。ちなみに、本作で息を合わせたイ・スンギとは同年代であり、今もよき友人関係が続いているそうだ。
『ノンストップ5』終了後は、巨匠ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章『春のワルツ』のヒロインに大抜擢。作品の人気は振るわなかったが、女優として誰もが羨むスタートを切った。
『春のワルツ』終了後の2007年から2008年には、父の仕事の関係もあって空軍の広報大使に任命されている。芸能人として着々と地盤を固めていくハン・ヒョジュだが、『春のワルツ』以降は女優としてパッとしないイメージがついてまわった。
そんな彼女の汚名返上となった作品が、2009年のSBSドラマ『華麗なる遺産』だ。
本作では、『ノンストップ5』で共演したイ・スンギとラブラインを形成。最高視聴率47.1%という驚異的な記録を達成している。彼女が作中で着ていた服が店頭から消えていくという事態にまで発展し、“ワンバンニョ(完売女)”とまで呼ばれた。
『華麗なる遺産』以降のハン・ヒョジュの活躍は目覚ましい。日本で地上波放送された時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督の『トンイ』や、観客動員数1000万人を突破した映画『王になった男』など、大ヒット作を連発。国民的女優としての地位を揺るぎないものにした。
そんなハン・ヒョジュが次回作として準備しているのが、歴史映画の『解語花(ヘオファ)』だ。タイトルの解語花とは「言葉を理解する花」という意味で、朝鮮王朝時代に詩や舞で男性を魅了した妓生(キーセン)を指す。ハン・ヒョジュは1人の妓生に扮して、過酷な運命に翻弄される美女を演じる予定だ。
◇ハン・ヒョジュ プロフィール
生年月日:1987年2月22日
星座:みずがめ座
血液型:A型
身長:170cm
デビュー年:2005年
出身校:東国大学 演劇映画学科卒業
◇主な出演作
『ノンストップ5』(ドラマ、2005年)
『春のワルツ』(ドラマ、2006年)
『イルジメ[一枝梅]』(ドラマ、2008年)
『華麗なる遺産』(ドラマ、2009年)
『トンイ』(ドラマ、2010年)
『王になった男』(映画、2011年)
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