韓国ではトップスター!! 俳優・大谷亮平はいかにして韓国で人気者になったか

2021年11月03日 話題 #ドラマ
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大河ドラマ『青天を衝け』や『恋はDeepに』(日本テレビ系)、『緊急取調室』(テレビ朝日系)など、今年も大活躍の俳優・大谷亮平。

2016年のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に風見涼太役で出演中で一気にその名が知られた彼だが、もとは韓国で活躍する異色の俳優だったことをご存じだろうか。

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1980年10月1日生まれの大阪出身で、大学卒業後は182cmという長身を活かしてモデル活動をしていたが、韓国の「ダンキンドーナツ」のCM出演がきっかけで2003年に渡韓。

竹野内豊にそっくりな顔で一躍注目を集め、2006年にコメディドラマ『ソウルメイト』の主演で俳優デビュー。その後、数々のドラマや映画に日本人役で出演し、2009年、テレビ小説『ボクヒヌナ』(KBS)では在日韓国人、2012年のドラマ『追跡者(ザ・チェイサー)』(SBS)では韓国人役を演じた。

韓国時代の大谷亮平

一時期は韓国語の演技に限界を感じ、日本と台湾を行き来したこともあったそうだが、それでも「“韓国の俳優”と呼ばれたい」という思いで努力を怠らなかった彼は、2011年に公開された大ヒット映画『神弓-KAMIYUMI-』でスクリーンデビューを果たし、“韓国映画で中国人を演じた初の日本人”となった。

『神弓-KAMIYUMI-』よりさらに大ヒットした映画『バトル・オーシャン 海上決戦』では、実在の日本人「俊沙」役に挑戦。

日本を敵対視する映画の内容や、当時の日韓関係の悪化によって、大谷を心配する声もあったという。ところが、彼は終始一貫「俳優としてこの映画に出演したことを後悔しない、むしろ光栄だ」と所信を貫き、韓国人に強い印象を与えた。

韓国で活躍した日本人“女優第1号”が笛木優子なら、大谷は“俳優第1号”。日本人という殻を破り、現代・時代劇、歴史物などで幅広いキャラクターを演じてきた大谷に対する評価は高い。

人気バラエティ番組『僕らの街の芸体能 バレー編』(KBS)では、知られざるバレーボールの実力も披露。芸能人バレーチームのエースとして全国大会の優勝を導いた大谷に対し、視聴者からは絶賛の声が集まった。

そして2016年にアミューズと専属契約し、ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ)にて日本活動を開始し、彼は今や日本でもトップ俳優の一人に数えられている。
2018年のソウル・ドラマアワードでアジアスター賞に輝いて以降、韓国での目立った活躍はないが、かつて「日韓交流の架け橋になりたい」と語っていただけに、いつか日本と韓国で精力的な活動を見せてくれるだろう。

文=サーチコリア編集部

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