「今の自分を全力で表現したい」グラドル篠崎愛との【思い出インタビュー】

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今年9月に週刊誌『FRIDAY』で約4年ぶりにグラビア復帰した篠崎愛。2006年の14歳のときにグラビアアイドルとしてデビューし、週刊誌や漫画雑誌のグラビアを飾ることはもちろん、これまで多くの写真集を発表してきた。

特に通算10冊目の写真集だった2017年発表の『結晶』(撮影:西條彰仁 発売元:講談社)は、彼女自身初となる日本・韓国・台湾の3か国同時リリースとなり、韓国でも大きな話題なった。

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興味深いのは、同じ写真集でも日本版、韓国版、台湾版でも微妙に違いがあったことだった。発売当時、篠崎愛本人に直接聞いた単独インタビューで彼女は言っていた。

篠崎愛
2017年取材時の篠崎愛さん

「国によって構成がちょっと違うんです。例えば台湾版では、私の子供の頃の写真だったり手書きのメッセージが紹介されていますし、韓国版では写真と一緒に私が50の質問に答えたインタビューも掲載されています。日本版は、ズバリ、“写真で勝負”という感じですね。台湾版も韓国版も日本版の写真の数々がメインになっていますが、それぞれの写真集でしか見られない衣装やカットも収録されています。そういう違いを出す部分はもちろん、今回の写真集はさまざまな意味でこれまでとは違った作品だと思います」

前出した通り、これまで多くの写真集を発表してきた篠崎だが、そもそも『結晶』制作に取り組むキッカケになったのは、編集者から「25歳の今だからこそできる写真集を作りませんか」という提案だったという。

「25歳の大人の女性として、できることはすべてやってみようと思ったんですね。それで今回は企画段階から打ち合わせに参加しましたし、衣装もスタイリストさんと一緒にいろいろと出歩いて決めました。撮影のときも“こんなシチュエーションでどうでしょうか”、“こんなポーズ、やってみましょう”と、自分から積極的に提案させていだきました」

驚いたのは、その積極さがそれまで彼女が見せたことがなかった大胆さに繋がったということだ。服を着ているか着ていないのかわからないような大胆な露出や、びしょ濡れになりながらどこか挑発的にも見えるポーズを披露。自慢の美ボディを惜しげもなく披露している。

彼女がそこまで自分をさらけ出したことには理由があったという。

「3年ぶりの写真集でしたし、私も25歳。今後いつまた写真集を出せるか、先のことは誰にもわからないじゃないですか。だったら、今回は出し切ろう、出し切りたい!!と思ったんです。25歳の自分、もっとも美しく綺麗な自分を写真という形で残しておこう、と」

その言葉の端々から感じたのは “今の自分を全力で表現しよう”という潔さだ。

そして、そんな思いが詰まった写真集だからこそ、篠崎愛の写真集は韓国でも話題になりバカ売れしたのだろう。韓国版の写真集『夢幻』の版元である『MAXIM KOREA』の関係者によると、オンライン書店に準備していた1万8000部が2日間で完売になったという。

まさに日本はもちろん、韓国でも人気を誇る“アジアのグラドル”。だからこそ聞きたくなったのは、グラドルの視点から見た“日韓”だった。(つづく)

文=慎 武宏

*この原稿はヤフーニュース個人に掲載した記事を加筆・修正したものです。

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