いまや韓国を代表するアーティストとなったBTS。
それだけに彼らには韓国のみならず世界中から関心が集まっているが、彼らが過去に韓国メディアと行なったインタビューで興味深いものがある。
2017年に韓国の公共放送局『KBS』とのインタビューで語った内容だ。
当時、BTSはアルバム『LOVE YOURSELF 承“Her”』が米ビルボードのアルバムチャート“Billboard 200”で初登場7位、同アルバムのタイトル曲ストリーミング、販売数、ラジオのエアプレイデータを合算した“HOT100”チャートで85位に上った。
2つのチャートに同時にランクインするのはK-POPアーティストとして初めての快挙だったが、ビルボートチャートで達成した快挙については、以下のようにメンバーが感想を伝えていた。
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「チャートを見てびっくりしました。夢だと思っていたことだったから、とても幸せでした」(JIMIN)
「私たちだけの力で成し遂げたことではありません。私たちはただ、やりたいことを思いっきり表現しただけ。全世界のファンの皆さんが応援してくれたからできたことです」(RM)
驚きとともに、ファンへの感謝を忘れないところは防弾少年団らしいと言えるだろう。
この時期、韓国メディア『マネートゥデイ』は彼らについて、「防弾少年団が既存のアイドルと異なる点は、出ては消えるスターの限界を超え、固定ファンの拡張性と持続性にフォーカスした“常連客”狙いの戦略にある」と評価していたが、その姿勢は今も変わらないようだ。
注目すべきは、SNSに関する発言だ。
BTSのメンバーたちがリアルタイムに近況を伝えたり、ファンレターを自ら読んだりと、SNS上でファンと濃密なコミュニケーションを取っていることは有名だが、インタビューでは、もっともSNSを楽しんでいるメンバーが明かされていた。
J-HOPEがJIMINを名指ししたのだ。
この“暴露”を受け、JIMINは次のようにコメントしている。
「私に限らず、ほかのメンバーもSNSを楽しんでいますよ。SNSはファンともっとも簡単に素早くコミュニケーションを取れる道です」
ファンたちと密に交流することから、“ヘジャ少年団”との愛称も付けられていたBTS。真心がこもっていることを意味する“ヘジャスロプタ”という言葉とグループ名を合わせた造語だが、彼らにぴったりなあだ名だと言えるだろう。
それだけに、JIMINの言葉からも真実味を感じるが、SNSについてはSUGAもこう語っている。
「グループのSNSアカウントをメンバーが一緒に使っているのですが、SNSを通じてファンたちが地道に努力したから、いまの結果が出たのだと思います」
今でもファンとの交流に力を入れているBTS。彼らのさらなる活躍に期待したい。
文=サーチコリアニュース編集部
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