所属事務所に戻ったからといって、すべてが終わるわけではない。
NewJeansの所属事務所ADORが12月29日、ダニエルとの専属契約解除を公式発表したことで、今後NewJeansは事実上、3人組または4人組で活動していく方向性が固まりつつある。
すでにヘリン、ヘインに続きハニまで復帰を確定しており、最後に残ったミンジの決断が、新生NewJeansの最終的な体制を左右する見通しだ。
NewJeansがADORへ戻るまでの1年は、決して平坦な道のりではなかった。5人のメンバーは、“NewJeansの母”と呼ばれた元ADOR代表ミン・ヒジン氏に強い信頼を寄せていたが、最終的に彼女との再会は叶わず、自らADOR復帰という選択を下すことになる。ADORとの“全面戦争”を宣言してから、ちょうど1年。グループには多くの傷跡が残った。
転機となったのは、2024年11月28日午後8時30分。NewJeansは突如、緊急記者会見を開き、翌29日午前0時をもってADORとの専属契約を解除すると宣言した。理由は「信頼関係の破綻」。ミン氏の代表解任を決定打とし、母親のように慕ってきた存在が去ったADORに残る意味はないと判断したのだ。
しかし、ADORは法的手段で対抗する。同年12月、専属契約の有効確認を求める訴訟を提起し、メンバーの単独活動を禁止する仮処分も申請。裁判所はこれを認め、ADORの同意なしに活動した場合、1回につきメンバー1人当たり10億ウォンの賠償を命じる決定を下した。
それでもNewJeansは“脱ADOR”の姿勢を崩さなかった。インスタグラムに「@jeanzforfree」のアカウントを開設し、今年2月には「NJS」という新グループ名を掲げて始動。3月には香港で開催された「ComplexCon」に出演し、新曲『Pit Stop』を披露するなど、独自の歩みを模索した。
一方で裁判は進行する。今年4月の初公判、9月の調停でも双方の主張は平行線をたどり、合意には至らなかった。最終的に10月30日、裁判所はADOR側の主張を支持。ミン氏の解任だけでは専属契約違反に当たらないと判断し、訴訟費用はNewJeansのメンバーが負担するよう命じた。
控訴の意思は示されたものの、期限内に控訴状は提出されなかった。そして11月12日、ヘリンとヘインがADOR復帰の意思を表明。続いてミンジ、ハニ、ダニエルも復帰を発表したが、協議は難航し、最終的にダニエルはグループを離脱する結果となった。
完全体での復帰が白紙となった今、NewJeansの今後の活動と、失われた信頼をどこまで取り戻せるのかに注目が集まっている。激動の1年を経て下された彼女たちの選択は、K-POP界に大きな問いを投げかけたままだ。
構成=サーチコリアニュース編集部
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