会見で不安定な姿を見せた“NewJeansの母”ミン・ヒジンも?韓国人特有の病気“ファビョン”とは

2024年04月26日 話題
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昨日の会見はご覧になっただろうか。

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韓国大手芸能事務所HYBEの傘下レーベルADORの代表で、人気K-POPガールズグループNewJeansを手がけたミン・ヒジンのことだ。

彼女とADOR首脳陣は最近、親会社であるHYBEの監査を受けた。

監査の名分は「経営権奪取の試み」だ。HYBEはミン・ヒジンと、その右腕とされるA氏が、投資家を誘致しようと対外秘である契約書などを流出し、HYBEが保有するADORの株式を売るように誘導する案を議論したと疑っているという。

Xでトレンド入りするほどの注目度

ミン・ヒジン
ミン・ヒジン(写真=ADOR)

ADORの持分はHYBEが80%、残りの20%はミン・ヒジン代表とADOR経営陣が保有している。HYBEは、ADOR理事陣を相手に株主総会招集を要求する一方、ミン・ヒジン代表に辞任を要求する書簡も発送した。また電算資産などを分析したあと、これを土台に必要な場合は法的措置に乗り出す方針と伝えられた。

そして25日、HYBEは監査の中間結果を報告。これによると、監査対象者の一人が経営権奪取計画、外部投資家との接触事実が含まれた情報資産を証拠として提出し、HYBE攻撃用文書を作成した事実も認めたという。そのため、HYBEはミン・ヒジンら関係者を業務上背任の容疑で告発すると発表した。

一方のミン・ヒジンは同日午後、緊急記者会見を実施。ここで彼女は、自身がHYBEに入社してから受けた酷い扱いなど、約2時間にわたって独演会を展開した。

HYBE内部の暴露はもちろんのこと、少女時代、EXO、SHINee、そしてNewJeansと、トップグループのコンセプトを手がけた敏腕クリエイターとは思えない“ご乱心”ぶりが、ネット上でも大きな話題となった。一時は「ミンヒジンの会見」「ミンヒジン」がXでトレンド入りしたほどだ。

ミン・ヒジン
会見で不安定な姿を見せたミン・ヒジン

今回のミン・ヒジンのような状態を、韓国ドラマや映画で見たことがある人も多いのではないだろうか。顔を真っ赤にして怒鳴り、怒るようなさまを、火病(ファビョン、鬱火病)という。

ミン・ヒジンは火病にかかる要素があった?

火病とは、積もりに積もった怒りやストレスが原因で体や心にもたらされる苦痛のことで、呼吸困難、食欲不振、うつ症状、不眠、全身の疼痛などが起こる“韓国人特有の病気”とされている。ネットスラングの「ファビョる」の語源ともされている。

過去には、韓国で火病の診療を受けた患者数が年間11万5000人と集計されたこともある。そのうちの7割が女性患者で、40~50代の中年層が多かったが、近年は20~30代の患者も急増している。

日本でも大きなニュースとなった大韓航空の“ナッツ姫”ことチョ・ヒョンア前副社長も、事件当時は40代だった。ほかにも「韓国サラリーマンの90%が火病を病んでいる」との報道もあり、看過できない社会問題となっている。

韓国時代劇『イ・サン』で知られる朝鮮王朝第22代王・正祖(1752~1800)の母親は、著書『閑中録』の中で、自身の夫の病気を「火症」と表現しているという。正祖の父は、怒りによって胸が痛み、極度の不安を感じたり、うつ状態になったりする火病と酷似した病に侵されていたそうだ。

つまり火病は“韓国の伝統的な病気”ともいえるわけだが、そもそもなぜ韓国人だけが火病にかかるのだろうか。慶熙大学病院のある教授は、こう分析している。

NewJeans
渦中のNewJeans

「怒りや悔しさ、“恨(ハン)”などの感情が長期間持続した場合に患う火病は、アメリカの精神障害診断マニュアルに“韓国人に固有の文化依存症候群”と明示されています。韓国人には“恨”という独特の感情がある。これは、歴史的に外国の侵略や同族対決が繰り返された悲劇に加えて、差別的な身分制度、男性中心的社会からくる抑圧と悔しさ、怒りなどの感情が蓄積されて形成された状態だといえます」

「恨」という独特の感情があるから、韓国人だけが火病にかかるというわけだ。同教授は、さらに続ける。

「経済的困窮、家庭における暴力や虐待、夫の不倫など、否定的な経験が火病を誘発しやすい」これをミン・ヒジンに当てはめるならば、HYBE内での不当な扱いが当てはまるのだろうか。

また、ある韓国メディアは、火病にかかりやすい人の特徴について、「責任感が強く、良心的で、感情を表に出さない内向的な性格の人ほど注意が必要」と報じたこともある。

根っからのクリエイター気質であるミン・ヒジンは、ビジネスライクなHYBEの企業文化が肌に合わなかったことで、今回のような事態にまで発展したとの見方もある。

ミン・ヒジンの精神状態も心配だが、現状最も気にかかるのはNewJeans、そして“亜流”と揶揄されたILLITなど、アイドルたちのメンタルだ。大人たちの勝手で、若者の未来を潰すようなことは決してあってはならない。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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