韓国では最近、泥酔状態でベンツを運転した女性が、バイクに追突して運転手を死亡させるという痛ましい事故が起きた。
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警察によると、ベンツの運転手は24歳の女性DJ、アン氏だという。彼女は現在、「江南ベンツ女」と称され、韓国のネット上で大きな話題となっている。
事故が起きたのは2月3日の明朝のことだった。アン氏はソウルの繁華街、江南（カンナム）で飲酒運転をしていたところ、50代のA氏が運転するバイクに追突。事故後、A氏は病院に搬送されたが、この世を去ってしまった。
現行犯逮捕されたアン氏の血中アルコール濃度は、免許取り消し水準である0.08%をゆうに超えていたという。簡易薬物検査で麻薬の陽性反応は出ず、同乗者はいなかった。
一般人、有名人に限らず、飲酒運転が度々検挙される韓国だが、この事件への非難はより大きいなものとなっている。というのも、アン氏は事故直後、愛犬を抱きしめたまま被害者の救護措置を取らなかったというのだ。
このニュースが5日に伝えられて以降、ある20代女性DJのSNSアカウントやユーチューブが削除されたという情報が出回っている。
その女性DJの名は「イェソン」。実際に彼女のインスタグラムにアクセスすると、「このページはご利用いただけません。」という文言が出てくる。
警察の発表によると、アン氏は過去、中国や韓国でDJ活動をしていた人物だという。新型コロナ禍に入って以降は、主に韓国国内でDJ活動を続けていたとも伝えている。
そしてSNSアカウントが削除されたイェソンの過去のインタビューを確認すると、「海外でも活発に活動」とのこと。また、オンラインコミュニティで拡散されたイェソンの写真には、愛犬と思われる白い犬が度々写っているのだ。
これらの情報を踏まえ、韓国のネット上では「江南ベンツ女」はイェソンではないかとの推測が噴出している。また、彼女の所属事務所のHPは、5日午後時点でアクセス過多によりサーバーがダウンしている状況だ。
現時点では「江南ベンツ女」がイェソンだと確定したわけではないが、職業、年齢、活動歴、ペットなどの情報を踏まえると、彼女である可能性は決して低くないだろう。いずれにせよ、警察の続報を待ちたい。
（文＝サーチコリアニュース編集部K）
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