日本ではインバウンドが過去最高記録を更新したが、韓国でも外国人観光客が大幅に増加していたことがわかった。
1月31日、韓国観光公社によると、2024年に韓国を訪れた外国人観光客は1637万人と集計された。
前年同期比48.4%増となり、新型コロナ前の2019年と比較して94%の水準まで回復したことになる。
訪韓した外国人観光客を国・地域別に見ると、最多は中国の460万人。次いで日本(322万人)、台湾(147万人)、アメリカ(132万人)、香港(57万人)の順だった。
12月単月では、127万人が韓国を訪れ、前年同月(103万人)比22.6%増となっている。2019年同月の87%の水準まで回復した。
12月に最も多く訪韓した国・地域は中国(30万7000人)で、続いて日本(25万1000人)、台湾(11万9000人)、アメリカ(9万6000人)、シンガポール(6万2000人)だった。
日本からの観光客は2019年同月の98%の水準まで回復し、地域別では欧米市場が2019年同月比110%、アジア・中東市場は96%となった。
韓国に多くの外国人観光客が戻ってきたことがわかるが、日本は2024年、訪日外国人観光客が3686万9900人を記録して過去最高を更新した。
そのため両国の差がますます広がっているのが現状だ。
今では想像しにくいが、10年前の2014年まで外国人観光客の数は韓国が日本を上回っていた。
実際に数字を比較してみると、2011年は日本622万人・韓国979万人、2012年は日本836万人・韓国1114万人、2013年は日本1036万人・韓国1218万人、2014年は日本1341万人・韓国1420万人だった。
それから10年で両国の差は広がり続け、2024年の訪韓外国人観光客数は日本の44.4%の水準、つまり半分にも満たない数字にとどまっている。
韓国の全国経済人連合会は2016年時点で危機感を示し、韓国が日本に逆転された要因として、「中華圏観光客の誘致実績」「近隣国からの観光客誘致実績」「中国人観光客への依存度」などを挙げていたが、効果的な対策は取られなかったようだ。
日本を訪れる外国人観光客のなかで最も多いのが韓国人という点も興味深いが、今後も日韓の差が広がっていくのか注目される。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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