日本に対する韓国国民の好感度が、過去最高だった2011年の東日本大震災時に近い水準に達していることがわかった。
特に20代では10人中7人以上が日本人に好感を抱いていると答え、一時高まっていた反日感情が最近は和らぐ雰囲気を見せている。
韓国ギャラップが全国の満18歳以上の1007人を対象に、8月12日から14日にかけて実施した世論調査を、光復80周年の8月15日に発表した。
それによると、回答者の38%が「日本に好感を持つ」と答えた。この数値は、前回の2022年8月調査(21%)より17ポイント上昇したものだ。「日本に好感を持たない」という回答は45%で、17%は意見を保留した。
日本への好感度は、女性(32%)より男性(45%)、20代(61%)や30代(53%)、進歩層(33%)より保守層(46%)で高かった。
韓国ギャラップは「日本に対する好感度は調査を開始した1989年以来で最高水準であり、過去最高だった2011年東日本大震災直後の好感度(41%)とほぼ同じ水準だ」と説明した。
また「日本“人”に好感を持つ」との回答は56%で、日本人に対する好感度も2022年の46%から10ポイント上昇した。
特に20代では、日本人に好意的と答えた割合が77%で最も高かった。一方、日本人への好感度は50代で47%、60代で55%、70代以上では36%と、世代間で大きな差が見られた。
一方、韓国ギャラップが「抗日独立運動家といえば誰を思い浮かべるか」(3人まで自由回答)を調査した結果、安重根(47%)、柳寛順(45%)、金九(43%)の順となった。
今回の調査は、無作為抽出した無線電話の仮想番号に電話調査員がインタビューする方式で行われた。標本誤差は95%信頼水準で±3.1ポイント。接触率は42.1%、回答率は13.4%。詳細は中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照のこと。
(記事提供=時事ジャーナル)
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