韓国のファーストレディであるキム・ゴンヒ大統領夫人が、チェ・ジェヨン牧師からブランドバッグを受け取る場面を捉えた映像を報道し、ストーカー処罰法違反の疑いで告発されたイ・ミョンス記者(『ソウルの声』所属)が警察に出頭した。
2月12日、警察によると、ソウル瑞草(ソチョ)警察署は同日14時頃からイ記者を被疑者として召喚し、捜査を行っている。
同日13時50分頃、瑞草署に到着したイ記者は、「ストーカー処罰法違反の疑いを認めるか」という取材陣の質問に対し、「私が何をストーキングしたのかわからない」と答え、「詳しいことは弁護士に聞いてほしい」と述べた。
さらに、「取材して報道することは、すべて公益的な目的ではないか」とし、「ストーカーをした事実はないので、(疑いについては)取り調べを受けてみないとわからない」と主張した。
また、「映像を公開したことでストーカーの疑いが適用されたことについてどう思うか」という質問には、「そうなると、韓国の記者は取材したことを一切報道できなくなるのではないか」と述べた。
イ記者は、2022年9月13日にソウル瑞草区にある「COVANAコンテンツ」の事務所で、キム夫人がチェ・ジェヨン牧師から約300万ウォン(約31万7000円)相当のブランドバッグを受け取る映像を入手し、2023年11月に報道した。その過程で、問題のシーンを腕時計型のカメラで隠し撮りした疑いをかけられている。
昨年1月、ある保守系団体がチェ牧師とイ記者をストーカー処罰法違反の疑いで告発したことをきっかけに、本件の捜査が開始された。
警察は、キム夫人を隠し撮りした映像をイ記者が報道した行為がストーカー犯罪に該当するかどうかを調査している。
(記事提供=時事ジャーナル)
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