“韓国のイチロー”の契約がいかに驚異的だったかが、改めてわかった。
【写真】ド迫力の“開脚”も!韓国プロ野球“美脚美女”の大胆始球式
日本人本塁打新記録を打ち立て、日本プロ野球の本塁打王に輝いた村上宗隆は、イ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が樹立した「メジャーリーグに進出したアジア人野手史上最高額契約(1億1300万ドル)」の記録を更新することはできなかった。
シカゴ・ホワイトソックスは12月22日、村上宗隆と契約を結んだことを発表した。『EPSN』などが報じたところによると、契約規模は2年総額で3400万ドル(日本円=約53億5581万円)だという。
村上の契約は、イ・ジョンフがアメリカ進出時に結んだ契約と比べると約30%の水準にとどまる。イ・ジョンフは2024年シーズンを前に、ポスティングを通じてジャイアンツと6年1億1300万ドル(約177億円)の超大型契約に成功した。これはアジア人打者として歴代最高額の契約である。
村上はメジャー進出の意思を明らかにした当時、「日本のベーブ・ルース」「日本人打者ではマツイ・ヒデキ以来の大物」などと紹介され、大きな注目を集めた。
NPBでは8シーズンで通算892試合に出場し、打率0.270(3117打数843安打)、246本塁打、647打点、OPS(出塁率+長打率)0.951を記録した。2022年には56本塁打を放ち、日本人選手の単一シーズン最多本塁打の新記録を樹立した。今年は負傷の影響で56試合出場にとどまったが、それでも打率0.273(187打数51安打)、22本塁打、47打点、34得点、OPS 1.043と長打力を示した。
しかし、ポスティングが進む過程では村上に対する否定的な評価も出てきた。日本で通算977三振、614四球と、三振率が高い点が指摘されたのだ。
『ESPN』は「村上は過去3年間、三振率が毎シーズン28%以上急増しており、ストライクゾーン内のコンタクト率72.6%はメジャーリーグ全体で2番目に低い数値だ。打撃面に潜在的な弱点を示している」と指摘した。
また、守備面の不安も言及された。『ベースボール・アメリカ』は「村上はパワーはあるが、カイル・シュワバーのように打てるかはわからない。さらに守備では三塁手でも一塁手でも難しく、指名打者になる可能性もある」としたうえで、「打撃と守備の不安要素まで考慮すると、村上はまだ若い年齢にもかかわらず、獲得をためらう球団が多い。長期契約や大型契約が期待されていたが、そうなる可能性は高くなさそうだ」と否定的な見解を示した。
『ESPN』は村上の2年契約について、「複数の球団がより低い年平均額の長期契約を提示したが、村上はより高い金額の短期契約を選び、メジャーリーグのレベルの高い投手陣に適応できる能力を証明しようとした」と伝えている。
ホワイトソックスでメジャーリーグの投手を相手に長打力を示すことができれば、2年後にはさらに大きな契約を狙うことができるだろう。
(記事提供=OSEN)
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