“韓国のイチロー”の異名を持つイ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が、WBCでの大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)との対決に期待感を示した。
イ・ジョンフは12月8日、ソウル清潭洞(チョンダムドン)のリベラホテルで行われた「2025 一球賞授賞式」で特別功労賞を受賞した。
表彰時には「新人時代からこのような大きな場で賞をいただいてきた。今日も大きな賞をいただくことになり、先輩の皆さまに感謝申し上げる。来年はこの賞にふさわしいプレーをし、選手になれるよう努力する。幸せな年末を過ごしていただきたい」と受賞の感想を述べた。
2023年12月にジャイアンツと6年1億1300万ドルで契約し、メジャーリーグに進出したイ・ジョンフ。デビュー1年目は肩の負傷で37試合のみの出場、打率0.262(145打数38安打)、2本塁打、8打点、15得点、2盗塁、OPS(出塁率+長打率)0.641を記録するにとどまった。ただ今季はシーズン通してフル稼働し、150試合に出場して打率0.266(560打数149安打)、8本塁打、55打点、73得点、10盗塁、OPS 0.734と成功した2年目を過ごした。
来年3月に開催されるWBC出場が有力なイ・ジョンフは、「ペースというのは自分が合わせたいからといって合わせられるものではない。ただその時期に合わせて一生懸命やろうとしていると、上手く合うときもあるし合わないときもある。WBC代表に選ばれることになれば、(WBCは)重要な大会なので、もっとよくできるよう一生懸命準備したい」と語った。
ライバルの隣国・日本では、メジャー最高のスーパースターである大谷が早々にWBC参加を宣言した。今年から二刀流を再開した大谷は、打者として158試合で打率0.282(611打数172安打)、55本塁打、102打点、146得点、20盗塁、OPS 1.014、投手として14試合(47イニング)で1勝1敗、防御率2.87を記録した。
大谷がWBCでも投手として登板するかはまだ決まっていない。大谷本人の意思とは別に、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督をはじめとするコーチングスタッフと球団側は、大谷の登板を否定的に見ている状況だ。それでも、登板の可能性を完全に排除することはできない。
イ・ジョンフは今シーズン、大谷と一度だけ対戦した経験がある。7月13日(日本時間)、本拠地オラクル・パークで行われたドジャース戦で大谷が先発投手として登板し、イ・ジョンフは6番センターで先発出場した。イ・ジョンフは2回裏二死で迎えた対戦で、大谷相手に四球を選んで出塁した。ただ、試合はドジャースが2-1で勝利した。
大谷とのWBCでの対戦可能性について、イ・ジョンフは「初めてWBCで会ったときはとても不思議だった」とし、「ただ、今は同じ地区でプレーしてよく見るので、不思議というよりは、偉大な選手と対峙することになったという思いが大きくなると思う。自分たちが試合をして戦わなければならない相手なので、全員で一生懸命よく努力して準備をしなければならないと思う」と好勝負を期待した。
そして最後、メジャー3年目のシーズンに向けて「今は特に目標を立てているわけではない」としながらも、「常に今年より良い来年を作るために、オフシーズンを一生懸命準備している。今年よりもっと良い来年を作れるよう努力したい」と覚悟を固めた。
(記事提供=OSEN)
■【写真】ド迫力の“開脚”も!韓国プロ野球“美脚美女”の大胆始球式
前へ
次へ