ロサンゼルス・ドジャースの韓国人野手キム・ヘソンは、来季はより多くのチャンスを得ることができるだろうか。
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『MLB.com』は12月18日(日本時間)、「ウインターミーティングが終わった。まもなく連休に入り、2026年へと移る。ドジャースはミゲル・ロハスと再契約し、エドウィン・ディアスを獲得するなど、いくつかの動きがあった。今はドジャースの状況を把握するのにちょうど良いタイミングだ」とし、ドジャースの2026年シーズンを分析した。
『MLB.com』は、アメリカのデータサイト『FanGraphs』が算出したポジション別WAR(代替選手比貢献度)を戦力分析の基準とした。
最も脆弱なポジションは二塁手で、『FanGraphs』はドジャース二塁手のWAR(2.0)がメジャーリーグ全体で23位にとどまると予測している。
二塁は、今季ドジャースに加入したキム・ヘソンの主な守備位置でもある。
キム・ヘソンは今シーズン、ドジャースと最大5年2200万ドル(約35億円)の契約を結び、メジャーリーグに進出した。春季キャンプのオープン戦では不振に終わり、傘下マイナーAAAでシーズンをスタートさせたが、5月にメジャー初昇格を果たした。
デビュー1年目はメジャーリーグで71試合に出場し、打率0.280(161打数45安打)、3本塁打、17打点、19得点、13盗塁、OPS(出塁率+長打率)0.699を記録したキム・ヘソンは、ポストシーズンでも継続してロースター入りした。
しかし、ドジャースがワールドシリーズ制覇のために戦った17試合のうち、キム・ヘソンの出場はたった2試合にとどまった。フィラデルフィア・フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ第4戦では代走として出場し、サヨナラの決勝得点を記録。トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦では守備固めで出場し、優勝の瞬間をグラウンド上で迎えた。
ドジャースはこの冬、二塁手のポジションに目立った補強を行っていない。そのため、今年と同様にキム・ヘソン、トミー・エドマン、ミゲル・ロハスらが二塁を務める可能性が高い。
『MLB.com』は「二塁はドジャース内野陣の中で最も不確実性が大きいポジションだ。予想WARは、キム・ヘソン、エドマン、ロハスがかなりの出場時間を分け合うことを前提としている」とし、アレックス・フリーランドも多少の出場が見込まれるが、「3人はいずれも他のポジションでも相当数の試合に出場する可能性がある。特にエドマンは、2025年に負った右足首の負傷から完全に回復すれば、中堅手として起用される可能性がある」と分析した。
二塁が最も弱いポジションである以上、ドジャースが追加補強に動く可能性を完全に排除することはできない。ただし、優先順位は高くないという。
『MLB.com』は「ドジャースが新たな選手を加える可能性はある」としつつも、「しかし、チームが打線強化を狙うのであれば、外野手のほうがより論理的なターゲットになるだろう」と説明した。
ドジャースの外野陣は、左翼手が18位(予想WAR1.8)、中堅手が11位(予想WAR2.9)、右翼手が14位(予想WAR1.9)という評価を受けている。決して悪い戦力ではないが、ワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースにとっては、やや物足りなく映る可能性がある。
『MLB.com』は「カイル・タッカーやコディ・ベリンジャーのような最上級のFA選手を獲得する、あるいは大型トレードを成立させれば状況は変わるだろう。残るオフシーズンで最も注目すべきポジションだ」と展望している。
(記事提供=OSEN)
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