世界最高の病院はどこだろうか。そんな疑問を解消する一助となる調査結果が、米メディア『ニューズウィーク』に掲載された。
『ニューズウィーク』は最近、グローバル調査機関「Statista」とともに、医師・病院管理者・医療専門家を対象としたオンライン調査、患者の体験データ、病院の品質指標などを総合し、2400以上の病院から世界トップ250を選定した。
それが「2025年の世界最高の病院(World's Best Hospitals 2025)」だ。
今回のランキングの対象となったのは、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、イスラエル、イタリア、日本、マレーシア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、サウジアラビア、シンガポール、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、アラブ首長国連邦(UAE)、イギリス、アメリカの計30の国・地域の病院だ。
今回の「世界最高の病院」ランキングは順位のみが掲載されているのだが、世界1位に輝いたのは、アメリカのメイヨー・クリニックだった。
続いて、2位クリーブランド・クリニック(アメリカ)、3位トロント総合病院(ユニバーシティ・ヘルス・ネットワーク)(カナダ)、4位ジョンズ・ホプキンス病院(アメリカ)、5位カロリンスカ大学病院(スウェーデン)がトップ5に選定された。
日本と韓国の病院はどのくらい選ばれたのか。
まず、世界トップ250にランクインした韓国の病院は、合計16カ所だ。なかでもソウル峨山病院が25位に選ばれ、韓国内の医療機関としては最高の順位となった。
トップ100入りしたのは、サムスンソウル病院(30位)、ソウル大学病院(42位)、セブランス病院(46位)、盆唐ソウル病院(68位)、江南セブランス病院(87位)で、計6カ所だ。
以降も、亜州大学病院(103位)、ソウル聖母病院(108位)、仁荷大学病院(139位)、慶熙大学病院(171位)、江北サムスン病院(174位)、建国大学病院(176位)、高麗大学安岩病院(181位)、汝矣島聖母病院(197位)、中央大学病院(207位)、梨花ソウル病院(223位)がランクインしている。
一方、日本からは合計15カ所の病院が選ばれた。最も順位が高かったのは、世界16位に選ばれた東京大学医学部附属病院だった。
また、聖路加国際病院(36位)、亀田メディカルセンター(58位)、九州大学病院(81位)、名古屋大学医学部附属病院(91位)、慶應義塾大学病院(98位)の6カ所がトップ100入りしている。
そして、国立国際医療研究センター病院(102位)、京都大学医学部附属病院(112位)、虎の門病院(155位)、大阪大学医学部附属病院(166位)、北海道大学病院(185位)、順天堂大学医学部附属順天堂医院(190位)、倉敷中央病院(201位)、日本赤十字社医療センター(205位)、神戸市立医療センター中央市民病院(216位)がトップ250に選定された。
最高順位は日本が上回ったが、ランキング入りした病院数では韓国のほうが多かった。総合的に見ると、両国の評価はほぼ互角といえるだろう。
今回のランキングからは、日本と韓国の病院が世界の医療界で高い評価を得ていることが読み取れる。医療技術の発展が進むなか、今後も各国の病院がどのように評価されていくのか注目したい。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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