わざわざ韓国にまで行って整形手術を受けたところ、悲惨な結果になったという女性DJが話題を集めている。
ベトナムの人気DJ、Ngan98は最近、自身のSNSを通じて「アメリカ公演のために数時間後に空港に行かなければならないのに、顔が腫れている」と語り、顔を公開した。
しかし、この動画のコメント欄で「Ngan98の鼻が片方に歪んでいる」という指摘が上がった。これに対して彼女は「一生懸命、ダンスをして公演をしていたところ、整形手術後に鼻の内部が感染してしまった」と述べ、「鼻が歪んで曲がってしまった」と涙を流しながら語った。
さらに、「(手術の失敗による副作用を)治すためには再手術が必要だ」とし、「最後の手術がとても痛かったので、もう大掛かりな手術はできそうにない」と心情を吐露した。
彼女は今年7月、整形手術を受けるために夫と一緒に韓国に訪れたという。つまり、韓国で整形手術に失敗したということだ。
顔の中心に位置する鼻は、整形手術を受けるケースが多い箇所といえるだろう。ただ、韓国の整形外科医は様々な注意を呼びかけている。
整形の副作用が発生すると後遺症が大きいだけでなく、鼻内の軟組織は繊細で損傷しやすく、手術の難易度も高いからだ。
ハイエンド整形外科のイム・ジホン代表院長は、メディアで「魅力的な鼻は、鼻の起点である眉間から鼻筋、鼻唇角、最終的に仕上げとなる鼻柱ラインまでを考慮する必要があり、画一的なデザインは避けるべき」とし、「医療陣の豊富な臨床経験やノウハウ、熟練度、感覚を基に個別化されたデザインを行うことで、満足度の高い鼻整形が可能になる」と話している。
実際に韓国では、鼻の整形手術を受けて副作用が出て、病院側を訴える事例が少なくない。もちろんケースバイケースだが、患者側が敗訴することもある。特に異常がある際には医師の指示に従うことが大切だ。
例えば今年8月、ソウル中央地裁・民事39単独(カン・シニョン判事)は、患者Aさんが大学病院および担当医師を相手に2億ウォン(約2200万円)の賠償を求めて提起した訴訟で、原告敗訴の判決が下されている。
Aさんは2015年末、鼻の炎症と分泌物を訴えて大学病院の救急室を訪れた。過去の鼻整形手術後に感染が発生したのだ。担当医はプロテーゼ除去を勧めたが、Aさんはこれを拒否。翌年2月、注射治療を希望したが病院に拒否され、最終的に3月に除去手術を受けた。手術後、Aさんは嗅覚を永久に失うことになった。
Aさんは大学病院のせいで症状が悪化したと主張したが、裁判所は「Aさんが自身の判断で治療方法を任意に選択しようとした態度などを総合的に考慮すると、病院の責任で治療が遅れたとはいえず、医師が義務を違反したとは考えにくい」と指摘している。
いずれにしても整形手術にはリスクが伴う。異常を訴えたベトナムDJは、早急に治療を受けるべきだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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