日本の外食業界にも影響する?韓国の2025年上半期の“外食トレンド”が発表、3つのキーワードとは

2025年03月31日 ライフ
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韓国の2025年上半期の外食トレンドが明らかになり、注目を集めている。

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3月31日、韓国No.1のフードデリバリーアプリ「配達の民族(ペダルミンジョク)」を運営する「優雅な兄弟たち」が、『2025外食業トレンドVol.1』を公開した。

『2025外食業トレンドVol.1』は、「配達の民族」と国内の外食業専門家が共同で選定したトレンドキーワードを紹介するコンテンツで、データに基づく専門的な分析や、店舗運営に活用できるノウハウが盛り込まれている。

それによると、今回選ばれたキーワードは、「スローエイジング」「ニューウェーブ・クッパ」「シーズンレス・アイス」の3つだ。

まず、スローエイジングは、身体の老化を抑えて健康を維持し、最終的に寿命の延伸を目指す概念で、韓国では、ソウル峨山病院のチョン・ヒウォン老年内科教授を中心にブームが起きつつあるという。

チョン・ヒウォン教授
(写真=ソウル峨山病院)チョン・ヒウォン教授

このスローエイジングブームは、今年1月に韓国国内のコンビニで「鶏胸肉弁当」「レンズ豆サラダ」などが発売されることで、本格的に消費マーケティングの領域に広がった。

外食業界でも、玄米などスローエイジングに関連した主要食材を使用したメニューの売上が、2023年比で2024年に40%増加したという調査結果が出ている。

次に、ニューウェーブ・クッパは、韓国の伝統料理クッパ(スープご飯)の進化系だ。

近年、一部の飲食店を中心に新たな挑戦が始まっており、「感覚的なインテリア、個性的な食材、洗練された盛り付けなど、若い消費者のSNS嗜好を捉える『ニューウェーブ・クッパ』が登場している」と分析した。

『2025外食業トレンド Vol.1』では、ニューウェーブ・クッパのトレンドを牽引しているソウル斎洞の豚クッパ店「Anam」のチャン・ジェヒョン代表へのインタビューを通じて、新たなクッパトレンドを深く分析している。

Anamクッパ
(写真=Instagram)Anamクッパ

そして、シーズンレス・アイスは、季節や気温に関係なく、アイスドリンクや冷たいデザートを楽しむことを指す。

「配達の民族」のデータによると、2021~2025年の各年1月を基準に、全体の配達注文のうちアイスアメリカーノの販売成長率は約80%を記録し、ホットアメリカーノの成長率(約50%)を大きく上回った。

専門家たちは「寒波で気温が急激に下がると、食事は温かいメニューが好まれる一方で、飲み物やデザートは(配達で楽しめるため)冷たいものを選ぶ消費者が多かったとみられる」とし、「冬の寒波シーズンこそが、『シーズンレス・アイス』トレンドを最も明確に示すタイミングだ」と強調した。

2025年上半期の韓国のトレンドとして発表されたスローエイジング、ニューウェーブ・クッパ、シーズンレス・アイスが、日本の外食業界にも影響を及ぼすのか、今後の動向が注目される。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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