長崎県対馬市の「和多都美(わたづみ)神社」が事実上、外国人観光客の立ち入りを禁じたなかで、その原因が韓国人観光客によるものと見られ、議論を呼んでいる。
和多都美神社は3月23日、インスタグラムを通じて「本日より氏子、崇敬者以外の境内への立ち入りを禁じます。また、海中鳥居も含め、神社の建物、工作物等、すべての写真撮影、動画撮影、ライブ配信等を禁じます」と知らせた。
氏子(うじこ)は、その神社を守る地域に住む、いわば地域の信者を意味する。崇敬者は、信仰心を持ってその神社を大切にしている人のことだ。
つまり、観光目的で気軽に訪れる人や、マナーを守らない来訪者の立ち入りを一切認めないということだろう。
和多都美神社がこのような決断を下したきっかけは、「3月22日16時頃、極めて重大かつ許されない不敬行為が外国人によって行われた」からだという。
問題の行為は、韓国人観光客によるものと見られている。
先立って3月22日、和多都美神社はインスタグラムを通じて「韓国人観光客による暴挙を受け、明日、試験的に神社正面の駐車場入り口に大きな車止めを設置致します」と伝えていた。
和多都美神社で韓国人観光客が迷惑をかけたのは、今回が初めてではない。2024年6月には、同神社前に「韓国人立ち入り禁止」と設置され、大きな話題になったことがある。
その原因として報じられた映像では、韓国人男性2人が禁煙である神社の境内でタバコを吸い、吸い殻を地面に捨てた後に唾を吐く様子が映っていた。そのうち1人は喫煙を制止されると、逆に怒って指を差しながら抗議する場面もあった。
また、韓国人の中年女性6人が神社の境内で韓国語の歌を歌いながら踊る様子も記録されていた。
その映像を見た韓国ネットユーザーらも「映像を見る限り、立ち入り禁止が正しい」「本当に恥ずかしい人たちだ」「神社は何も間違っていない」と神社の対応を支持するほどだった。
なお、2019年にも同様の問題を受けて、韓国人の立ち入りが禁止された前例がある。
今回は国籍を問わず、観光客の立ち入りを禁じる方針を明らかにしたが、過去の事例や直前のインスタ投稿を見る限り、韓国人観光客がきっかけとなったことは間違いない。
和多都美神社は「インバウンドが日本人が大切にしてきた場所とモノと人を壊して行く様は、日本文化の崩壊にほかなりません。遺憾の意をここに表明し、神社と人の心を守るために行動させていただきます」と、断固とした立場を表明している。
今回の措置は一部の韓国人観光客の不適切な行動がもたらした残念な結果だ。国際的なマナーや文化尊重の在り方が改めて問われている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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