NewJeansの母”と呼ばれたミン・ヒジン氏。沈黙を続けていた彼女が再び表舞台に立ち、新たなアイドルグループ制作に乗り出したことで、「ミン・ヒジンの逆襲」が本格化している。
ミン氏は12月4日、YouTubeチャンネル「ジャンルマン汝矣島」のライブに登場し、これまで伏せてきた自身の立場を一気に語り始めた。
HYBEを相手取った260億ウォン台のプットオプション訴訟、NewJeansをめぐる葛藤、職場内いじめ疑惑など、核心に触れる話題を次々に持ち出し、「私は間違ったことはしていない」「100%HYBEの責任だ」と強い口調で反論。記者会見以来、1年半沈黙を続けてきた人物とは思えない“反転攻勢”だった。
その一方で、ミン氏の動きは発言にとどまらない。10月には新たな芸能事務所「ooak records」を設立し、11月には正式に会社の存在を公表。さらにソウル・新沙洞に拠点となる建物まで確保していたことが明らかになった。すでに水面下では、次の一手が着実に準備されていたのである。
そして決定打となったのが、12月7日に実施される“非公開オーディション”だ。韓国メディア『SPOTVニュース』によれば、ooak recordsはソウルの有名ダンススタジオを借り切り、新グループメンバー候補の対面オーディションを行うという。
応募条件は2006年~2011年生まれ、国籍・性別不問。ボーカル・ダンス・ラップを幅広く募集し、まさに“ミン・ヒジン流の新プロジェクト”が動き出したことを示している。
このタイミングで新グループ制作へ舵を切った背景には、NewJeans側の大きな変化がある。ヘリンとヘインはADORへの復帰を公式に発表し、ミンジ、ダニエル、ハニも一方的ながら事務所への合流を示唆。すなわち、メンバー全員がミン・ヒジン氏と袂を分かった形で運営母体に戻った。
その状況を受けて、ミン氏は「HYBEがNewJeansを分断した」と批判を強めつつも、自らは新たな道へ踏み出す決意を固めたようだ。
彼女はライブの中で、「私のスタイルで格好よく披露したい」「投資の申し出が多い。法人設立後は国内外から多くの連絡をいただいている」と語り、むしろ逆境を追い風に変える余裕すら見せた。
HYBEとの法廷闘争、NewJeansの復帰劇、そして新レーベル設立とオーディションの電撃実施――。すべてを同時進行させながら、ミン・ヒジン氏は“次の戦場”へと向かっている。
かつて一大センセーションを巻き起こしたクリエイティブ力は、果たして再び韓国音楽界に旋風を起こすのか。
そして“逆襲”の行方はどこへ向かうのか。
ミン・ヒジンの一挙手一投足が、今あらためて業界の最注目となっている。
文=サーチコリアニュース編集部
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