だから、控えは切ない。大谷翔平や山本由伸のWBC出場を引き止めていたロサンゼルス・ドジャースが、韓国人野手キム・ヘソンの出場については特段の制約を設けないだろうという現地の見通しが伝えられた。
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ドジャースのニュースを専門的に扱う現地メディア『ドジャース・ネーション』は12月15日(日本時間)、「ドジャースのキム・ヘソンが祖国を代表してWBC出場を望んでいる」というタイトルの記事を通じて、キム・ヘソンのWBC参加を展望した。
キム・ヘソンは今月初め、韓国国内の授賞式の場で報道陣に対し、来年3月に開催されるWBCへの出場許可をドジャースに求めたことを明かした。キム・ヘソンは「球団にWBC出場の可否について問い合わせている状態だ。大会に出場したいという意思は伝え、返答を待っている」と語った。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はストーブリーグ期間中、日本人3人組である大谷、山本、佐々木朗希のWBC出場を公に引き止めていた。ワールドシリーズ3連覇への挑戦に絶対的に必要な選手たちが、WBCを通じて万が一にも負傷やコンディション低下を招くのではないかという懸念を示した形だ。
最終的に大谷と山本は参加が有力視され、故障歴のある佐々木は不参加が決定した。大谷については二刀流ではなく、打者としての出場を望んでいる。
これらの選手とは異なり、キム・ヘソンは無難にWBCへ出場することが予想されている。『ドジャース・ネーション』は「ドジャースのユーティリティマンであるキム・ヘソンは、ポストシーズンでの出場機会が多くなかった。そのためWBCに参加するうえで大きな制約はないだろう」と見通した。
同メディアは、キム・ヘソンが韓国メディアと行ったインタビューも詳細に掲載した。「球団が許可し、代表が自分を選んでくれるなら、必ずWBCに参加する。すべての選手が代表でプレーすることを夢見る。自分も例外ではない。球団が許可すれば、1次サイパンキャンプから参加したいが、まだ確定したことはない。球団の返答を聞いてから出国日程が決まりそうだ」というキム・ヘソンの決然とした意志が、アメリカ現地でも紹介されていた。
『ドジャース・ネーション』は、キム・ヘソンの波乱に満ちたメジャーリーグ1年目を総括し、「キム・ヘソンは打席でまだ補完すべき点が多い。特にボールの見極めや、安定して良いコンタクト能力を発揮する点には成長の余地が残されているが、26歳という年齢を考慮すれば、今後は広い守備範囲と脅威的な走塁能力を兼ね備えたプラスの打者へと成長する時間は十分にある」と前向きな展望を示した。
(記事提供=OSEN)
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