韓国はもちろん、日本でも人気を呼んだK-POPガールズグループKARAの元メンバーで、現在はソロとして活動するク・ハラが、“リベンジポルノ”のスキャンダルに巻き込まれている。
ただ、韓国で著名な芸能人がリベンジポルノに脅かされるのは今回が初めてではない。
最近でもっとも大きな波紋を呼んだのは、ハン・ソンジュだろう。
ハン・ソンジュはミス・コリア出身でSBSの女性アナウンサーとして活躍したあと、フリーになってマルチタレントとして活躍していた人気者だ。
写真を見ればわかる通り、授賞式などでは元女子アナとは思えない優雅で麗しきドレス姿を惜しげもなく披露するなど、その妖艶なルックスがいつも話題だった。
そのハン・ソンジュの“淫乱動画”が流出したのだ。
2011年12月、とあるブログにアップされたその動画は、ハッキリと彼女とわかる女性の情事が収められており、「中絶2回、彼氏からの金銭的援助、豊胸手術、整形手術」というコメントまであった。
それだけではなく、「彼女の兄に雇われた人間に暴行・監禁され、暴露しないという血判書まで書かれた」と、映像を流出した理由まで書き残す始末だった。
この動画をアップしたのは、ハン・ソンジュの元交際相手だった台湾系アメリカ人で、別れ話を持ち出された腹いせに流失・暴露したのではないかと推測されている。
ただ、この動画はハン・ソンジュにとっては致命的だった。
この暴露・流出でそのイメージを大きく傷つけられたハン・ソンジュは、元交際相手を名誉毀損で告訴。元交際相手も集団暴行と監禁でハン・ソンジュや彼女の家族らに損害賠償請求する訴訟を起こしたが、ソウル中央地裁は「立証できる証拠がない」として、元交際相手の損害賠償請求を棄却した。
逆にハン・ソンジュは元交際相手だけではなく、反論の機会を与えずに一方的に報じたネット・メディアとその記者たちも名誉毀損で訴えており、韓国芸能界史上最悪の“性スキャンダル”にまで発展した。
そしてあれから7年…。
ハン・ソンジュは芸能活動中止どころか、今も公の場に姿を現していない。この数年間はまさに雲隠れ状態で、「もはやタレント生命は終わった」と、肩を落とすファンや関係者たちも少ないという。
まさに彼女に大打撃を与えた“リベンジポルノ”だった。
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