『すずめの戸締まり』新海誠監督、韓国国税庁に「おもしろい」と反応…一体なぜ?

2025年03月17日 話題
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映画『君の名は。』や『すずめの戸締まり』で知られる新海誠監督が、韓国の国税庁に「おもしろい(interesting)」と反応した。

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新海監督は3月14日、自身のX(旧ツイッター)に「Interesting!」と投稿し、韓国メディアが報じた記事を共有した。

彼が共有した記事は、2月11日に韓国国税庁が発表した報道資料を紹介する内容だった。

新海監督が韓国国税庁に反応…なぜ?

新海誠監督
(画像=新海誠監督X)

その報道資料は「高すぎて諦めます、結婚・出産・育児」というタイトルで、国税庁は「20代・30代の消費者に過度な支出を強要しながらも、自身の税金は『売上の隠匿、事業所の分割、経費の水増し』などの手法を用いて回避してきた結婚・出産・幼児教育関連業者を対象に税務調査を実施する」と発表した。

新海監督が注目したのは、その資料の副題だ。韓国国税庁は「不透明な契約、価格の横暴な慣行を正すための『ス・ド・メの戸締まり』」とつけた。

これはもちろん、新海監督の代表作『すずめの戸締まり』をもじったものだ。

「ス・ド・メ」とは、結婚準備の必須要素である「スタジオ(写真撮影)」「ドレス」「メイクアップ」を指す言葉だ。新婚夫婦に過剰な料金を請求する「ス・ド・メ」業者への不満から生まれた造語だ。

韓国国税庁は報道資料を通じて、「ス・ド・メ業者24社に対する税務調査を実施する」と発表しており、「ス・ド・メ業者」を厳しく取り締まるという意味で「戸締まり」と名付けたと見られる。

『すずめの戸締まり』は、韓国で558万人を動員し、同国で公開された歴代日本アニメ映画の最多観客動員数を記録した人気作だ。その人気作のタイトルを巧みに活用した報道資料といえるだろう。

新海誠監督
(写真=OSEN)2023年3月に訪韓した新海誠監督

新海監督が共有した『韓国経済』の記事によると、カン・ミンス長官が就任した2024年7月以降、韓国国税庁の報道資料には目を引くタイトルが多く使われるようになった。

「甘い新婚生活、最大100万ウォンの結婚税額控除を忘れずに」(2025年1月19日・源泉税課発表)、「アイスアメリカーノをこよなく愛する若者のトレンドに便乗した不動産脱税取引の税務調査」(2025年2月17日・不動産納税課発表)など、ユニークなタイトルが目につく。

反応も上々だという。『韓国経済』は「軽すぎるという指摘もあるが、政策広報の効果が大きくなったとの見方が多い」と肯定的に評価した。新海監督の投稿にも「これを見られたのか」「次回作も期待しています!」と、反応に驚いた韓国ユーザーからの返信が相次いだ。

新海監督が反応したことで、再び注目が集まった韓国国税庁の報道資料。今後もユニークなタイトルが期待される。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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