韓国の野党・正義党のPR動画が、新海誠監督の作品を盗作し物議を醸している。
正義党は8月30日、「先日公開された党の紹介動画に使われたシーンが、日本の新海誠監督の作品『クロスロード』とCM映像の場面をトレースしたり、構図をスチール(盗作)したことが明らかになった」と表明。
「創作者である新海誠監督の権益を侵害し、多くのファンの方々にご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げる」と、謝罪した。
正義党によると、内部で事実関係を把握した結果、問題の動画を製作した担当者は新海誠の熱烈なファンで、「締め切りに追われて新海監督の作品をトレースした」ことを告げたという。
正義党は「チームの一員の誤った判断が火種となったが、問題点を発見できず掲載してしまった点で責任を深く痛感する。今回の事態をきっかけに、創作者の権利保全と権益向上のためより一層努力していく」と、伝えた。
去る27日、正義党は公式TouTubeチャンネルにPR動画として問題の動画を掲載したが、盗作疑惑が浮上すると直ちに掲載を取り下げた。
今回の事態を受け、ネット民からは、
「またパクリか。“正義”の名が泣く」「やっぱりこの世で最も怖いのは締め切りの催促だ」「この動画を見てすぐに新海誠っぽいと気付かなかったのか?正義党もだいぶ時代に遅れてる」「こうして新海監督の過去作を宣伝するとは、あの担当者は本物の新海ファンだね!」と、皮肉めいたコメントが寄せられている。
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