綾瀬はるか主演のドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)。日本で放映された2018年当時、韓国でも放映されていることをご存知だろうか。
韓国では女性向けのケーブルチャンネル「TRENDY」にて毎週日曜日に放送されていたのだ。
韓国でも人気の高い綾瀬はるかと竹野内豊、佐藤健が出演するだけでもポイントは高いが、斬新な設定、スピーディーな展開、コミカルさなどが揃って、ドラマ『逃げるが恥だが役に立つ』と同じように、リアルタイムで韓国の日本ドラマ・ファンたちの評判を得ているようだった。
すでにご存知の通り、同作は綾瀬が演じる33歳の優秀なキャリアウーマンが、妻と死別した子持ちのサラリーマン(竹野内豊)と偽装結婚し、仕事をやめて専業主婦になる、というのが大まかなストーリーになっている。
これだけ聞いてはかなり荒唐無稽な話だと思ったが、コミカルかつハートウォーミングに描かれていく新たな母子像に、韓国の日本ドラマ・ファンたちも引き込まれてしまったのかもしれない。
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というのも、古今東西を問わず、義母を題材にした物語は数えきれないほどたくさん存在する。しかも、『シンデレラ』に代表されるように、義母キャラクターのほとんどが実子ではない子供を虐待するという共通点があるのも、興味深いところだ。
韓国で朝鮮王朝時代から読み継がれてきた『コンジパッチ』『薔花紅蓮伝』といった昔話を見ると、義母は主人公を死ぬほど働かせたり、濡れ衣を着せて殺したりするとんでもない悪事を働く。