公開に先立って訪韓したキャメロン監督は9日、『アバター2』の記者懇談会に登場。「前編と今回の作品に貫通するメッセージは同じだ」とし、「何の理由もなく、海と環境を破壊して資源を奪い取る人々を描きたかった」と作品について解説していた。
ほかにも「水は私たちの生活を可能にする源泉。多くの海洋生物が絶滅危機に処した現実を調べなければならない」と環境破壊について警鐘を鳴らしていた。
そして最も韓国メディアの注目を集めたのが、韓国が初上映国である理由だ。キャメロン監督は韓国市場の重要性について「韓国は映画業界の標準を作っていく映画市場」とし、「前編が韓国で大ヒットするなど、さまざまな理由で韓国を非常に重要視している」と話していた。
そんなキャメロン監督は現在、『偉大な授業、グレートマインズ』(原題)という韓国の番組に出演し、自身の映画論などについて語っている。政治、経済、科学、人文など、各分野のプロフェッショナルが講義を行うという非常にアカデミックなこの番組は、これまでハーバード大学教授のマイケル・サンデルをはじめとした各界の賢人が出演してきた。
キャメロン監督は番組内で「最近、『イカゲーム』『パラサイト 半地下の家族』を見て驚いた」と語った。この2作品と自身の作品には“ストーリーテリング”に共通点があるとし、近年、多数の世界的ヒット作を生み出してきた韓国のコンテンツ産業に驚いているとも述べている。
世界の巨匠も賞賛する韓国のコンテンツ創出力に今後も期待だ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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