まず、前作『アバター』の韓国での初日動員数は約20万人だった。それと比較すると約1.8倍もの人が劇場を訪れている。
初日が20万人だった前作は公開後に口コミで評判が広がり、最終的には約1400万人(スペシャルエディション、リマスター版を含む)にまで到達。これは韓国で公開された映画史上最高記録で、現在も破られていない金字塔だ。
この情報が示す通り、初日に劇場を訪れた人たちは「未来にも映画館が必要な理由を示した映画」「映像美が最高でアクションシーン、演技、ストーリーすべてが完璧」「やはりアバター!臨場感100%に加えて濃い家族愛まで」「13年ぶりの続編という時間のギャップが無色に感じられるグラフィック、物語すべてが期待以上の満足感だ」と好評しており、今後のロングランヒットが期待できる。
そしてもう一つの要因としては、映画技術の進化が挙げられる。
前作が公開された2009年前後は、3D映画が台頭してきた時代だ。アバターはその流れの先駆者とも言える存在で、日本でも公開前には圧倒的な映像美という触れ込みで大々的なプロモーションが実施されていた。
それから13年後、現在の劇場テクノロジーは格段に発展しており、巨大スクリーンと高音質音響のIMAX、座席の動きや匂い、水、空気が噴き出すMX4D、3画面270°のScreenXなど、さまざまな上映システムがある。
そのため、通常スクリーンで鑑賞した人がIMAX、MX4D、ScreenXで再び鑑賞する可能性も少なくないだろう。実際、韓国の観客のなかには「N次観覧する」(複数回観覧するという意味)とSNSに投稿している人も見られた。
韓国のみならず、世界中から注目を集める『アバター2』。今作も手がけたジェームズ・キャメロン監督はかつて、『タイタニック』で12年間保持していた興行収入世界歴代1位を『アバター』で自ら塗り替えたことがあるだけに、今回も再びの記録更新を期待したい。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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