「『SLAM DUNK』の国で桜木の痕跡を…」韓国スラダン好き記者の日本訪問記が話題、その内容は?

2023年01月17日 話題 #映画 #サブカル
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記者も90年代に学生時代を過ごし、『SLAM DUNK』を読んで育った世代だ。ヌンナム高校(陵南高校の韓国語版)のベンチメンバー、パク・ギョンテ(相田彦一)のように、バスケを見て“チェック”する少年だった。

そこでギョンテの姉パク・ハジン(相田弥生)を見て「バスケ記者」という職業があることを知り、今ではその夢をかなえることができた。記者も『SLAM DUNK』の映画が公開されるや否や字幕版と吹き替え版と2回観覧し、涙を流した。

『THE FIRST SLAM DUNK』ポスター

記者は日本で『SLAM DUNK』を見るために東京出張を計画した。

東京に到着した後は、『SLAM DUNK』の痕跡を熱心に探した。井上先生がサイン会を開いたという新宿の劇場も訪れた。

日本でも『SLAM DUNK』の熱気は冷めていなかった。日本で昨年12月3日に公開が始まった『THE FIRST SLAM DUNK』は瞬く間に映画館を観客で埋め尽くし、ボックスオフィス1位の座を確固たるものにしている。1月11日時点で同作の上映収益は80億円を突破した。

『SLAM DUNK』ポスター

日本では元々、人気アニメを劇場で6カ月ずつ上映する。

2022年、日本で最も多く観られた映画10本中6本がアニメ映画だった。1位が『ONE PIECE FILM RED』、2位が『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』だった。残りの興行作のなかでも、『キングダム2 遥かなる大地へ』や『シン・ウルトラマン』など漫画を実写化した映画が大部分だった。「漫画は子どもたちが見るもの」という韓国の先入観は日本では通用しないのだ。

『SLAM DUNK』では、カン・ベクホ(桜木花道)とチェ・ソヨン(赤木晴子)がデートをしながらバスケシューズを買う場面が出てくる。実際に東京にあるバスケシューズ専門店が舞台だ。作中でカン・ベクホが履く「エアジョーダン6」の『SLAM DUNK』限定バージョンに井上先生が直接サインしたバスケシューズが売り場に展示されている。

井上先生のサイン入りバスケシューズ

『THE FIRST SLAM DUNK』の公開とともに発売された限定版フィギュアを買うため、東京の全店舗をくまなく探した。そして運よく、最後に残ったフィギュアを一つ購入することができた。店員からは「本当に運が良いと思う。東京をすべて探しても手に入らないだろう」と言われた。すでに発売当時の価格の10倍までプレミアムがついている話もある。

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