日本において、『SLAM DUNK』などのアニメは一つの文化現象を超えた巨大な産業だ。
“オタクの聖地”秋葉原に行けば、『SLAM DUNK』をはじめ『ONE PIECE』、『ドラゴンボール』など人気作品のキャラクター商品を売る店が数百カ所も集まっている。
新品はもとより中古取引まで活発だ。ユニホームやTシャツ、キーホルダーなど商品数も数千種類を超える。韓国の中年男性が年次休暇を使ってまで映画館に行き、映画を見て涙を流すほど、文化の力は強力だ。
『SLAM DUNK』のもう一つの長所は、漫画でわかりやすくバスケに入門できる最適な教科書だという点だ。バスケをまったく知らない子どもや女性でも、『SLAM DUNK』を見るうちにいつのまにかバスケファンになる効果がある。
ただ、『SLAM DUNK』があまりに大作であるだけに、後続のバスケ漫画がすべて“亜流”として扱われる短所もある。連載終了から27年が過ぎた今も、『SLAM DUNK』を超えるバスケ漫画は出ていない。
にもかかわらず、日本では常に新しいバスケ漫画が出てきている。バスケに関心を持ち始めたばかりの子どもたちが楽しめる漫画があることは非常に重要なポイントだ。東京では韓国で手に入らないさまざまな『SLAM DUNK』関連書籍も見られた。
プクサン高校(湘北高校)の主な活動舞台である神奈川県の江の島、鎌倉に行けば、プクサン高校の選手がヌンナム高校との練習試合に行く際に乗った電車「江ノ電」に乗ることができる。
実際、ヌンナム高校のモデルになった鎌倉高校前駅で降りると、漫画に登場した美しい海辺の風景が広がっていた。イ・ジョンファン(牧紳一)がサーフィンをし、カン・ベクホがチェ・ソヨンの手紙を読んだ海辺にも行くことができる。
(記事提供=OSEN)
■【画像】韓国版『スラダン』の桜木は「カン・ベクホ」?流川や赤木、湘北高校は?