韓国で人気を集めている日本ドラマ『孤独のグルメ』。6月1日と同8日放送予定の“韓国出張編”で、松重豊演じる主人公・井之頭五郎が食事をした店が韓国で話題となっている。
ソウル編で紹介されるのは、ソウル龍山区(ヨンサング)普光洞(ポグァンドン)チャンムンロ112にある「チョンジョム(終点)スップル(炭火)カルビ」だ。
14坪、テーブル7つの小さな店。1997年にオープンしたという。
地域住民が気軽に訪れるような店で、看板メニューは豚カルビだ。
実際に同店で食事をした記者の感想を見てみよう。
「甘くも塩辛くもないシンプルな味がする。全羅道式のしょっぱい熟成キムチと相性が良い」(『朝鮮日報』)
「あばら骨についた肉は口の中で柔らかく崩れる。無駄に甘くなく、無駄に塩辛くないから、飽きない。少食の私でもこの豚カルビなら2人前は食べられる。いや3人前でも」(『Biz韓国』)
余計なことをしない、本来の味を楽しめる豚カルビを出すお店のようだ。
看板メニューの豚カルビ(200g)は1万3000ウォン(約1300円)、サムギョプサル(200g)も同じ値段。
営業時間は昼11時から翌朝4時までということだったが、『孤独のグルメ』の撮影が行われた店として知られてからは行列ができ、夜9時にカルビが売り切れた日もあったという。
現在は昼11時から夜11時までが営業時間のようだ。
韓国のとあるグルメブロガーは韓国メディアに「韓国には美味しいお店がたくさんあるのに、『孤独のグルメ』がなぜここを選んだのか気になった。多分、古びた雰囲気とマイナーな感じが撮影地としてぴったりだったのだと思う」と話している。
また、お店の従業員は「正直な食堂でありたい。『孤独のグルメ』の撮影地となった理由も、真心が込められたおかずが一役を買ったと思う」と答えていた。
日本の人気ドラマの影響で今後、ますます注目を集めそうな「チョンジョム(終点)スップル(炭火)カルビ」。ぜひとも一度は訪れてみたいお店だ。
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