10月1日にファイナリストが発表された「国民的美魔女コンテスト」。今年で12回目を迎え、日本でもすっかり定着した美人コンテストのひとつだ。年齢を感じさせないアンチエイジングな美しさは多くの女性たちの憧れにもなっている。
その“美魔女コンテスト”が韓国でも行われている。
その名も『K-QUEENコンテスト』。韓国の女性ライフスタイル雑誌『ウーマンセンス』が2012年から主催していた大会だ。
参加基準は日本と同じく満35歳以上で結婚・出産を問わないが、これが韓国では珍しかった。
例えば韓国の美女コンテストの代名詞と言える「ミス・コリア」の場合、年齢制限があり、未婚女性で、「結婚もしくは出産経験があってはならない」としていた。
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だが、『K-QUEENコンテスト』は年齢や結婚・出産の有無も問わず、「満35歳以上の韓国人女性なら誰でも可能」。そのシンブルさもあって、主催する『ウーマンセンス』によると、毎年2000人近い女性たちが応募していたという。
しかも、その職業も元CA、ミュージカル女優、医者、リポーターなどさまざま。子供を持つ専業主婦なども多数、参加するらしい。
韓国では、女性が結婚して出産すると年齢にかかわらず“アジュンマ(おばさん)”と呼ばれるようになるのが一般的だが、参加者の多様なプロフィールを目の当たりにして、韓国メディアの中には「アジュンマたちの社会進出が多様化した証」とするところもあった。
実際、韓国ではあらゆる分野でアジュンマたちの活躍が目覚ましい。
そうした“アジュンマ・パワー”に後押しされるかのように、超名門大学出身で芸能人たちも心酔する年齢不詳の美人教授まで登場。韓国でも日本同様に、“美魔女ブーム”が起きそうな気配すらあるのだから面白い。
ちなみに2016年の『K-QUEENコンテスト』で大賞に輝いたのは、韓国語講師のファン・ウンジョンさん、最優秀賞に輝いたのは主婦モデルとして活躍するパク・ウンヒさんだった。2人は東京で行われた「第7回美魔女コンテスト」にも参加した。
昨年10月30日には第9回大会も行われた『K-QUEENコンテスト』。日本も韓国もアンチエイジングな女性たちのパワーに圧倒されること、間違いなし!?かもしれない。
文=慎 武宏
**この原稿はヤフーニュース個人に掲載した記事を加筆・修正したものです。
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