韓国の二大名節といえば、陰暦1月1日を祝う「旧正月(ソルラル)」と、日本のお盆にあたる陰暦8月15日の「秋夕(チュソク)」だ。
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2022年の秋夕は9月10日であり、その前後は連休になる。韓国ではすでに秋夕に向けたギフト商戦が始まるなど、名節を祝おうとする機運が生まれている。
一方で名節の名物といえば、“民族大移動”と揶揄されるほどの、帰省ラッシュだ。ここ数年は新型コロナ感染拡大の影響を受け、その数は減少していたが、今年は外出規制も緩和されたため、大幅な増加が予想される。
韓国農水産食品流通公社の秋夕向け購入意向調査(7月19~25日、オンラインアンケート、3018人の回答)にも、その結果はハッキリと出ている。
なんと2022年の帰省意向は44.8%で、昨年の26.6%より18.2%も上昇しているのだ。
これには、韓国内でも「規制が緩和されたからといって、コロナが完全に治まったわけではないから、自粛してほしい」「今年は帰ってきてほしいと言われているけど…」「秋夕のせいでコロナ被害はまた広がるだろう」など、批判的な意見が多かった。
しかし、建前で「帰省批判」をする人は多くても、実際には帰省する人が多いだろう。せめて、帰省先で外出をできるだけ控えたりするなど、最低限の対策だけはしたいところだが…。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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