俳優チョン・ウソンとモデルのムン・ガビが結婚しないまま出産していたことを明かし、韓国内に大きな影響を与えている。
出生率の低さが国難となっている韓国で、この「非婚出産」というスタイルはどのように受け入れられたのか。
韓国のデータコンサルティング会社が5月に全国満18歳以上の男女3000人を対象にアンケート調査を実施し、その結果を11月27日に発表した。
それによると、回答者の30.3%が非婚出産に賛成すると答えた。
非婚出産に賛成すると答えた割合は、20~30代が約35%で最も高く、60代以上は20.8%と低かった。
このアンケート調査の結果からも非婚出産に関しては若年層の支持が高く、年齢が上がるほど否定的になっている。
韓国統計庁が去る8月に公開した「2023年出生統計」によると、2023年の「婚姻他出生者」は1万900人で、史上初めて1万人を突破した。これは1981年の関連統計作成以来、最大の数値で、出生児全体(23万人)の4.7%を記録した。
つまり、昨年生まれた赤ちゃんの20人に1人が婚外子だ。
こうした状況に韓国内では「様々な形態の家族ができている。形式よりも愛情が欠如することのほうが問題だ」「結婚式費用が高すぎて、親戚の兄さんも結婚を先送りして生活している。この先、結婚文化自体が変わるだろう」という肯定的な意見がある一方、「結婚したほうが愛情のある家族ができる気がする」「非婚出産は子供に悪影響を与える」など、根強い否定的な意見も多く見られた。
韓国で徐々に肯定され始めた非婚出産。韓国の出生率の低さ解決の一助となるのだろうか。
前へ
次へ