韓国のソウル近郊で無差別襲撃事件を起こし、死傷者14人を出したチェ・ウォンジョン(25)が、被害者遺族に賠償しなければならないという裁判所の判断が示された。
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1月16日、法曹界によると、水原(スウォン)地裁・城南(ソンナム)支院・第3民事部(ソン・イングォン部長判事)は、故キム・ヘビンさん(死亡当時20歳)の遺族が、チェ・ウォンジョンとその両親に対し8億8000万ウォン(日本円=約9446万円)の賠償を求めて起こした損害賠償請求訴訟で、原告一部勝訴の判決を下した。チェ・ウォンジョンがキムさんの遺族に4億4000万ウォン(約4722万円)を支払うよう命じた趣旨だ。
裁判所は法廷で、判決理由について別途の説明はしなかった。原告側がチェ・ウォンジョンの両親に対して提起した賠償請求は棄却された。
キムさんの遺族は控訴する方針だ。遺族側の訴訟代理人は、「チェ・ウォンジョンには被害妄想などの危険兆候があったにもかかわらず、保護者として適切な措置を取らなかったとして、両親にも民事責任を問ったが、裁判部はこれを認めなかった」とし、「控訴する」と明らかにした。
チェ・ウォンジョンは2023年8月3日、京畿道城南市盆唐区(キョンギド・ソンナムシ・プンダング)のAKプラザ盆唐店とつながる水仁・盆唐(スイン・プンダン)線の書峴(ソヒョン)駅付近で、車を運転して歩道に突っ込み、5人をはねた。車から降りた後は百貨店内に入り、9人に対して無差別に凶器を振り回した。計14人の被害者のうち、チェ・ウォンジョンが運転していた車にはねられたキムさんと、イ・ヒナムさん(当時65歳)が死亡し、12人が負傷した。
チェ・ウォンジョンはこれらの容疑で、2024年11月に無期懲役刑が確定し、服役中である。ただし、キムさんの遺族は刑事処罰とは別に民事上の責任も問うとして、昨年5月、チェ・ウォンジョンとその両親を相手取り損害賠償訴訟を提起していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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