韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率が就任以来、最低を記録した。
韓国ギャラップが12月10日から12日にかけて全国の18歳以上の1002人を対象に調査した結果、尹大統領の職務遂行に対する肯定評価は11%にとどまった。前週と比べて5ポイント下落した。
一方、否定評価は10ポイント増の85%となり、就任以来最高を記録した。回答保留は4%だった。
尹大統領への否定評価の理由として最も多く挙げられたのは「非常戒厳事態」(49%)で、次いで「経済・生活・物価」(8%)、「全般的に良くない」(6%)などが続いた。
肯定評価の理由としては「外交」(22%)や「非常戒厳令の宣言」(10%)が挙げられた。
年齢別の支持率を見ると、18~29歳が3%、30代が6%、40代が7%、50代が7%、60代が17%、70代以上が28%と、60代以上を除くすべての年齢層で支持率が一桁台だった。
また、尹大統領の弾劾について尋ねた結果、全回答者の75%が賛成、21%が反対と答えた。4%は意見を保留した。
韓国ギャラップの関係者は、「野党『共に民主党』支持層や進歩的性向の層、20~50代では否定評価が90%を超えている。与党『国民の力』支持層でも肯定率(38%)が否定率(53%)を下回った。先週の非常戒厳事態により、8年ぶりに再び迎えた弾劾局面は過去よりはるかに速いペースで進んでいる」と述べた。
政党支持率では、前週比で「国民の力」が3ポイント減の24%、「共に民主党」が3ポイント増の40%となった。「共に民主党」は現政府発足以降、最高値を記録し、「国民の力」は最低値を更新したことになる。両党の支持率の差はさらに広がった。
なお、この調査は無作為に抽出した携帯電話仮想番号を対象に電話調査員によるインタビュー方式で実施された。標本誤差は95%の信頼水準で±3.1ポイント、回答率は15.8%だった。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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