韓国の次期大統領候補として最有力視される野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表について、与党議員が警告を発した。
与党「国民の党」のパク・ジョンフン議員は12月11日、自身のフェイスブックを更新し、「李在明は、戒厳令以上のひどいことをやりかねない人物だということは、常識のある国民であれば同意するだろう」と書いた。
続けて「李在明の過ちによって、彼の周囲でどれだけ多くの命が悲劇的に失われたか」と問いかけ、「考えたくもないが、“李在明政権”を想像すると、カンボジアの暗黒史“キリング・フィールド”が重なる」と持論を展開した。
キリング・フィールドとは、ポル・ポト政権下のカンボジアで大量虐殺が行われた場所を指している。
パク議員は「文在寅(ムン・ジェイン)政権時代にも残酷な政治報復が行われ、罪のないイ・ジェス司令官が命を絶つに至ったことを覚えているだろう。李在明は明らかに文在寅よりもひどいことをやりかねない人物だ。右派を根絶しようと企てるだろう」と述べた。
そして「ここで右派陣営が崩れれば、大韓民国も崩壊する。大統領の過ちは過ちとして法的な処分を受けるべきだが、右派の本拠である国民の力党は必ず守らなければならない」と締めくくった。
李在明代表を「ひどいことをやりかねない人物」と評し、カンボジアでの大量虐殺まで持ち出したパク議員。しかし、そんな彼には批判の声が続いている。
オンライン上では「あなたも内乱の同調者だ」「話題そらしがひどい。現大統領は狂人だ」「愛国的な保守は応援するが、ゴミのような極右は根絶すべき」「戒厳令よりもひどいことがあるのか」「心当たりがあるから、今から震えているのか?」といった、パク議員に厳しいコメントが寄せられた。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による約50年ぶりの非常戒厳令と即座の解除という異例の事態が発生し、窮地に追い込まれている与党「国民の力」。今は何をいっても否定されるしかない状況だ。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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