女子中学生1人を集団性暴行した男女4人、7年越しに法の裁き 被害者が成人後に勇気の告訴

2025年12月23日 社会 #時事ジャーナル
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韓国で同年代の女子中学生に集団で性暴行し、その行為を違法に撮影して流出させた男女4人が、事件から約7年を経て法の裁きを受けた。

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12月22日、韓国の法曹関係者によると、大田(テジョン)地裁・第12刑事部(キム・ビョンマン部長判事)はこの日、児童・青少年の性保護に関する法律違反などの罪で起訴されたA氏(22)に懲役8年を言い渡した。

また、共犯として起訴されたB氏とC氏にそれぞれ懲役4年、懲役5年を言い渡した。一方、捜査初期から事実関係を認め、起訴前に被害者と示談が成立していたD氏については、懲役2年6カ月、執行猶予4年が下された。

A氏ら4人は中学生だった2018年8月、公衆トイレや後輩の家において、当時中学1年生だった被害者の服をすべて脱がせ、その状態をオンライン上においてリアルタイムで配信し、さらには被害者に対して強かんやそれに類似した行為などの性暴行を行った疑いが持たれている。

特に、主犯格のA氏は危険なものを利用した加虐的な方式で被害者に暴行を打加え、「通報したら映像を流出させるぞ」と脅迫したと伝えられている。

この性暴行で被害者の人生は崩れた。学校は自主退学し、知人との接触を避けるため別の地域へ引っ越しを余儀なくされるなど、生活に大きな影響を受けた。

長期間にわたりA氏らからの報復を恐れていた被害者は、事件から約6年が経過した昨年2月になって、警察に告訴状を提出した。

警察は告訴を受けて約10カ月間の捜査を行ったが、事件から年数が経過していたため、「十分な調査が難しい」などの理由で特殊強かんなどの主要な容疑を不送致としていた。

しかしその後、検察の再捜査要請を受け、警察の再捜査および検察の補完捜査を経て、A氏ら4人が事件から約7年後に起訴されることになった。

写真はイメージ
(写真=Pexels)

裁判所は判決で、被害者が成人後に告訴に踏み切った点に言及し、「被害者の勇気が無駄にならないよう、判決を下さなければならない」と強調。さらには「例え未成年時代に起きた性犯罪でも、相応の責任を免れることはできないという点を広く警告しなければならない」とし、「被害者のように性犯罪被害を受けても声を上げられずにいる他の被害者が勇気を持てるような、罪責に相応する処罰が必要だ」と指摘した。

特に裁判所は、主犯のA氏が後になって犯行を自白し、被害者と合意したことと関連しても、「目撃者の陳述や共犯の自白などを考慮した際、逃れることは難しいと判断しての自白および合意とみられる」とし、「量刑を安易に軽くすることはできない」と述べた。

(記事提供=時事ジャーナル)

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