過酷な残業を強いられるサラリーマンたちのリアルがここに【韓国残業事情】

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就職・転職のための口コミサイトを運営するオープンワークは12月16日、「OpenWork 残業と有休 10年の変化」を発表。月平均の残業時間は10年間で22時間減少した24時間になったことを明らかにした。

お隣・韓国はどうだろうか。

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韓国の就職プラットフォームのジョブコリアは、会社員1013人を対象に「会社員の残業」について調査した結果を発表した。

まず、「1週間の平均残業回数」を質問した結果、「週2~3回ほど夜勤する」(42.5%)が最も多く、「週0~1回程度夜勤する」(34.9%)、「週4~5回ほど夜勤する」(22.6%)と答えた会社員が多かった。

企業別では大企業会社員ほど、残業が多いことが明らかになった。実際、「週に4~5回ほど夜勤する」と答えた回答者のうち、大企業の会社員は26.5%と最も多く、中小企業会社員のうち23.4%、中堅企業会社員の19.1%と続いた。

こうした残業が発生する最大の原因として「過度な業務量」が上げられる。

主な回答としては、「業務量が多くて勤務時間に終わらないから」と答えた会社員が52.9%で最も多く、「退勤時間が差し迫ってやるべきことが生じた時」と答えた会社員が46.4%で次に多かった。

(写真=photoAC)

また、興味深いのは回答者の多くが残業がもっとも発生する曜日として月曜日(25.1%)が挙げられたことだ。火曜日(21.3%)、水曜日(19.4%)と続き、連休前で忙しそうな金曜日が16.3%と、意外にも一番低い結果となった。

ちなみに、平均残業時間は約2時間というのが全体の41.9%ともっとも多く、次いで約1時間(28.8%)、約3時間(19%)と続いた。

こうした結果に、韓国ネット民の間では「帰りたくても周りが帰ってくれないから仕方なく」、「仕事量が多すぎて残業しなければ、とても終わらないのが現状」など、残業に関して不満をもちながらもある意味「仕方ない」という態度を示す人が多かった。

納期が迫るために残業をしなければいけない状況も理解はできるが、それが常用になるのはいかがなものかと思う。ブラック企業ばかりの国にはなって欲しくないものだ。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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